No.1,402
2019年12月 2日
2019、令和元年も今週で師走に入り一年の納め月を迎え。
とは言え、社会が移り変わり「師も走る忙しさ」ってイメージは既に12月にも重ならず。バタバタと一年の締めくくりにアレコレ、挨拶回りお歳暮年賀状書きおせち料理仕込み、は昭和の年末アナログ風景。あれはあれで強く風情感じ、除夜の鐘と共に新鮮な気持ちで新年を迎える助走だった。
当時言われた様に、年末年始にも客商売の各店がお休みしなくなった頃から、何となく一年の区切り感も薄れ。
それと忘年会に新年会、会社親戚友人と繰り返された宴会が激減したのも大きな要因。あの頃は寄り合い、酒を飲む事ぐらいしか楽しみが無かったからね、ここ20年程度のインターネットが人々の意識変え。
それでも近頃、揺り戻しでコンビニが深夜営業時間に年末年始休日論が肯定的に論じられ「働き方改革」と言う、ゆとり優先時代の入り口へと。「・・ハラスメント」に「コンプライアンス」が幅を利かせ始めていますがサテ、この先20年後には一体全体どんな価値観が幅を利かせているのか。「今日の常識は明日の非常識」戦争と平和、産めよ増やせよから一人っ子政策、開発と環境、等など。
たまたまこの時代に産まれ、生き死んでいくだけのボク達は、それでもいつの時代に遭遇しようとも逃げられはしない。若者のデモから選挙を経た香港での「革命」をリアルタイムで観ていると、この時代に遭遇して気持ち喚起され、行動に移る動物本能としての姿を、ケースバイケースで実感させられる。
大学に立てこもり火炎瓶を投げる学生、そして対峙し催涙弾を発射する警察、どちらもマスク一枚脱ぎ捨てれば似た様な若者達だ。「所変われば品変わる」そんな視点を忘れずに生きていたいが実際にはナカナカ。これも動物の宿命ですが、全ては自己の生存本能から発していること。
代変わりに纏わる天皇陛下、来日したローマ教皇の発する言葉を聞いていても、答えは「ラブ&ピース」。そこだけなのでしょうか。