No.1,405
2019年12月23日
2019、平成から令和へ移行した本年も今号で最終となります。
天皇陛下の譲位による代替わり一大儀式を経、日本の時代は又一つの節目を迎え。
和暦は5月から変わりましたが、周囲を見渡すと、この機会より和暦から西暦へと移行した企業伝票日付も多い気がします。これを機に西暦に統一してしまおうは、いわゆる〝コスパ〟の面からも理解出来。一方、和暦に執着が御座いましょう方も、その心情も理解出来。
この先の時代は天皇制の有り方も、太平洋戦争からの記憶が遠のくに連れ、次世代の人々の認識も変わり行く。
皇族方と国民方互いに納得の上転ずるのでしょうが、女系天皇論含め柔軟に。「残すべきと変えるべき」その先を見据えた社会の設計図作成が政治と行政の仕事であるならば、今回の大学入試英語民間試験から続き国語数学記述式中止発表の「お粗末さ」は恥ずかしい。長い間この国の英知を集結し練り込んできたであろうはずの教育論法が、目前に転覆。言われるように萩生田文科相の「身の丈発言」がなければ、その3試験を軌道に乗せ、やがて後々に大変な問題露呈であったのでしょう。
SNSなんかは、24時間360度方面への世論調査を、ダイレクトに公表している訳であり、そして子供の頃から馴染んでいる青少年の方が無意識に発信を続ける。かつては「どうせ私の意見なんか聞いてくれない」が先に有った意識が、香港の若者のSNSに紐づいた集団行動やら世界中の変革を見、日本でも一般高校生がニュースで顔出し不満を述べる映像が普通に流れる時代。事は、「安倍政権への忖度」から流れは「国民への忖度」へと徐々に空気が変わりつつ有るのを感じ入り。
さて、今年の後半はラグビーW杯日本開催ベスト8の大盛り上がりが特筆。加え、女子ゴルフ全英優勝から毎週末、テレビで渋野日向子のプレー姿を観戦する楽しみに暮れました。
それでは今年も一年間、皆さまご苦労様でした。幸せな年の瀬をお過ごしください。又来年ね、有難うございました。