No.1,408
2020年1月20日
先の12日は帯広市民文化ホールでも成人式が執り行われ、対象者は1454人との事。皆参加したとしてもちょうどホールの定員程ですが、内1142人出席と報道され。随分出席率高く、何かカウントのマジックなのか。
昔はアルバムを支給、そこに釣られ会場に出かける雰囲気も少なからずでしたが、現代ではドンナ感じでしょう。地元の旧友に再会する楽しみ、振袖にスーツで親に晴れ姿をお見せするイベント、個々様々に特別な日に成りましたでしょう。この先、幾ら年を重ねようとも成人式日の記憶は残るもの。ココから又、社会の一員として心新たに良き人生を積み重ね、命を謳歌して頂きたい。
ちなみに、ボクのその日は東京の端くれ喫茶店で雇われ店長のアルバイト。見るからに式帰りの道行く同級生達を茶店内からガラス越しに眺めては、帯広会場の風景を想っていた。そして、如何にして「歌で一旗」上げてやろうかと悶々としていた日々。 その20才前後に創った歌を今でもライブで歌っていますが、って言うか持ち歌百数十曲の内の7割方は当時のモノ。この年齢に成りシミジミと知らされるは当時の作詞を口ずさみ、「人間の根っこ」は変わらないなー、あれから数十年経ちも、まるで同じ心境であると。愕然としつつ、良いのか悪いのかも分からないがその後の人生経験はハタシテ、心にどんな上積みを与えたのか。
確かに当時に比べれば、何やかやと小難しい顔で小難しいセリフを放っているが、がしかし。ココまで来ての上積みは、生存競争に疲れた時には例え何歳になっていてもあの成人式頃、大人一年生気分に帰って又、始めればいい。年を重ねたプライドを捨て素直な笑顔さえ取り戻せたならば又、新鮮な空気の中に帰る事が出来る。よく聴くでしょ、「自分を変えれば環境が変わる」と。先の「人間の根っこは変わらない」と矛盾すると思います?
誰しも「根っこ」は、無力な人。なつこい笑顔泣き顔の赤ん坊、取り巻く人々の愛情もまた「根っこ」。