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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,414

Bunちゃん

2020年3月 2日

 現時点ではここ十勝で新型コロナ感染者の報告はありませんが、ジワジワ世界中へ浸潤。
 つまるところ、「グローバル化社会」の表と裏。地球上の五大陸が一つの経済圏であり、生活圏を形成。情報に、モノに、人が容易に行き来する正に米国の四大世界的企業「GAFA」に裏打ちされた如くの世界に急速感染。
 さて、日本はこのたびのイギリス籍クルーズ船の乗客、乗務員への対応で、世界からの評価急落。「大丈夫かニッポン?」と強い関心で、日々対応を注視され。たしかにその後も政府厚労省からの指示、「普通の風邪は3日程度で収まる故に、そこを超えたら初めて相談受診しなさい」は乱暴な話。
 いずれにしろ帯広のお店でもマスクの棚在庫はどこも空っぽ。意識して人々をみれば皆マスク顔。何処かで誰かの、セキ込む音の振動が耳に達すれば、無意識に身体は身構え後方に飛ぶ。自分でもシミジミ思い知らされますが、これが長きに渡り進化した動物の防御本能。
 話は少々ズレますが、「差別」って言の葉は大概、存在自体が「悪」と非難されます。さて、しかしこの言の葉をひっくり返してみると、「防御」なのかもしれない、元々はね。生物は誰しも生まれつき、自分と異なる姿は「怖く」そして離れたい。それは自らを生存させる為のDNAに刻まれた、「生存戦略」からの無意識的発想なのでしょう。それ故に、どの動物も同じ種が身近に寄り添い固まり〝安心を享受〟し生き続けようとしています。ですから、その元々の「異なる怖さ」が様々な争いに発展し、人類の紛争歴史を観るまでもなく我々の根っ子に備わっている。
 「怖さは防衛本能」そのカラクリを理解した上で学ぶこと、元々は皆同じ出で有り途中過ごした環境により適応進化、見た目違はそこのせいだけ。
 近年言われます多様性に「皆違ってみんないい」は、子供の頃にイジメを主題にクラス討論し、自分を客観視する機会を設ければ一生の財産にもなりましょう。
 「誰のせいでもない、誰も悪くはない」と、感じられる人になりたい。 

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