No.1,418
2020年3月30日
タイミングを探っていた東京五輪開催動向、トランプ大統領からの延期示唆や諸外国の選手派遣見送り発表に背を押され取敢えず来年への延期判断。ですが、こればかりは先が読めない条件が多すぎ全ては「成り行き」。IOCに、実行委員会に、選手に、会場に、スポンサー等々、不安な先行きが暫くの間のしかかる。
完全なる撤退も一つの勇気、選抜甲子園出場予定だった球児達は気持ちも新たに夏の甲子園へスタートを切っている。この秋、来春夏秋か、への延期は確かに希望を繋ぎはするが困難のピラミッドは高く。
例えば、これが日本に非ず他国での開催五輪であったならば、日本人はそんなに強く関心持たないでしょ。出場予定選手の周囲は別とし、結構他人事然としていた事でしょうという想像から、現在の他国の五輪に対する心境は推し量れます。
五輪は政治思想を除きスポーツで健康的に五大陸が交流し、平和への礎たらん、が理念も、現状は国々の体裁と商売で支えられていましょうが、在ると無いでは世界中の活性化が丸で変わり。
この、四年に一度「世界大運動会」はその時代時代を生きていた人々の、行動の記憶の確かな証し。興味のある競技は人によりけりで、テレビ放映に出会わなければ存在自体知らない種目、選手の方が多数も事実、それこそ多様性を知る機会。
パラリンピックもここまで永続普及すると当初は思えませんでしたが、障害者スポーツの辺をとても拡大し生き甲斐を創出する役割を果たしています。
そんな、世の中全て同様に、表も裏もあるオリンピック。関係者はこの先、大変なご苦労をされましょう。けれど、目の前の道を歩いて行くしかありません。この新型コロナは、正に今現在欧米のリーダー達から「第一次大戦以来100年ぶりの人類とウィルスとの戦争である」と報じられ、日本の人々は警戒心が緩んで来た印象も一方、この先爆発予想もあり。
「コンピューターウイルス」と「新型コロナウィルス」人間の目指す便利の先には脳にも生身の身体にも、絶対的安全地帯は無いみたい。