No.1,428
2020年6月15日
(先週に引き続き) それから何度も素知らぬ顔、「カラスの事など全く意識していませんようー」と庭先に出てみるも都度、必ず何処で見張っていたのであろうカラスが「ガァガァ」喚き散らし寄って来る、程なくツガイの相方もやって来て二羽並んでは近くの木や屋根で並びコチラを見ている。それも結構の近さ、数メートル圏内から。「んー、単純に気に入られたのか、それとも敵がい心を持っているのか?」いずれにしても、気味悪過ぎ。
ネットを駆使して情報収集した結果、季節と人間への挑発行為から、どうやら近くに巣を作り子育て中なのであろう、と推測。そこに危害を加える可能性を感じ取り夫婦で防衛しているのか。
確かに家周辺見上げても、枝の中に鳥の巣が例えあっても見えない程の巨木が数本ある。ならばそうと言ってくれれば、話し合いの余地もあろうが何しろ相手は何処までも「カァ」としか伝えてくれない。
時には、家のガレージから車で外出するも敢えて数百メートル離れ停まり、そのいつもの高い家のアンテナで見張っているカラスを見ていると、なんとボクの車を見つけ飛んで来て近くに降り立ちチョコチョコしている、二匹で。カラスは人間の四倍視力が効き、人の顔も覚える能力持ち、悪意も善意も合わせて記憶するらしい。「怖いょぉ―、黒い車に乗って黒いサングラスしているからって、君たちの仲間ではないのょぉ!!」
更にはネットで得たカラス対策、ホームセンターに出向きますと色々とあります。カラスの死体人形、キラキラ反射物、果ては護身用にBBエアガンを探しに行くと店主曰く「先ほども農家の人がカラス除けに、このライフル買っていきましたよー」だと。
殆ど、カラス恐怖症、ヒッチコックの世界。人に聞くと「営巣であれば数年は同じ処に来るよ」と聴き及び、放心状態。鋭い口ばしと爪を持ったストーカー、傘さしても他人のふりしても彼らは付きまとう。そんな二ヵ月も過ぎよう頃の事。
更に、つづく。