No.1,431
2020年7月 6日
香港の「一国二制度」英国との約束50年間の猶予も23年目にして形骸化。中国の太っ腹も此処迄。習近平主席が一帯一路の名のもと世界「中華化」へとノシノシ踏み進み。ロシアでも憲法改正国民投票。プーチン大統領の長期政権でこちらも盤石に世界覇権争いの主役に。
一方要のアメリカ合衆国。今年の11月にトランプ大統領二選なるか?が世界の流れにも直結。
それにしても、驚愕のトランプ当選で世界が大きくざわついたあの時から3年半経過。あのギラつき凶暴然とした泡沫候補がまさか天下を取るのを目の当たりにするとはと驚き、同時に脅え。そこに悠々と、贈答のゴルフクラブ持参でトランプタワーに乗り込んだ安倍晋三総理、「オォー、ジャパンのアベは如何なるツテを持っているのか!」と世界のリーダー達も刮目。そこの懇談にはトランプと同穴のカジノ経営者が同席、日本でのIR利権がドウのとかも聞かれますが、両者のゴルフ外交は確かにインパクトあり、「虎の威」をまざまざ見せつけられ。その後の「日米関係益」と「彼らの立場益」互いに利用し合いつつここまで来ましたがサテ、両者共に現状の国民からの支持は揃い急降下。
今回の新型コロナウィルス禍の経験により、人類の生活慣習の常識など何てもろく、そして逆に何てシブトク適応しうるものと、実感。以前から戦争体験者のその生活に対する「執着」の無さ、潔さ、にある意味理解出来ぬが、「あの強さは一体どこから?」の羨望もあり。僭越ながら、コロナ禍体験で少しだけ視えたような気はします。戦災と天災など、どうにも抗えない状況下の経験から産まれたのだと。それは「チェンジ」。変わる事に抗えない環境下でありながらも、圧倒的に変わって行く現実の日々。
さて、香港国家安全維持法、「若き民主化の光達」からのひとまず「撤退声明」は果たして彼らはこの先、香港脱出か、地下に潜るか、それとも長いものに巻かれ体制に身を委ねるのか。48年前の沖縄本土復帰時の空気も脳裏をよぎり。