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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,432

Bunちゃん

2020年7月13日

 コロナ禍で恐れていた事のひとつ、災害により避難所密集生活が発生した場合。
 今回の九州豪雨により福岡・熊本地方で河川氾濫、70名余の方々が命を奪われた。
 温暖化による積乱雲停滞豪雨との事も、ここ数年の日本列島及び世界の異常気象頻発は逃げ場無し。多くのお宅への浸水土砂流入、生活の場や地域崩壊は言葉に成らず。我が身に置き換えれば再建への気力が在ろうか、はなはだ疑問。家族なり身近な人を救う必然性からモチベーション湧き上がらなければ、それでなくとも衰えた肉体は動物の生存本能さえも鎮火していく。
 九州と言えば、2年前に山口県で行方不明になった男の子を沢で見つけ出したあの、「スーパーボランティアおじさん」も大分県。既に80才との事で元気にされているか、今回も駈けつけ人助けへと動くのか、頭が下がる人生の先輩が脳裏をよぎり。
 話の筋を少し変えますが、過疎地と言うか自然の猛威にさらされライフラインがズタズタになり、お年寄りばかりが生活する村がこうして破壊されるニュースを目にするたび、それでなくとも人口減少、少子高齢化の日本においてここ100年程で日本列島隅々まで開拓し散らばり生活している人々を集約する為、現実的な政策を打つ時期だと常々思っております。
 例えば、テレビ番組「ポツンと一軒家」等を筆頭に考えるのは、人間とは過去のご先祖さんの記憶と共に生きていると。その記憶に直結するのが正に「土地」であり、そこでの想い出であり山河であり空気。逆にそれさえあれば人は、他人からの「寂しかろうに」との推測は的外れで、ただそこの空気の中でゆったりと生活する事のみが当たり前な「自然の営み」なのだろう。  
 さあ、そこでそんな生活をしていて救助を求めるべく災害にあったらば周囲は「自己責任だから」と、匿名のネット上では尚更、それ見ろ、となろう。そして現実、コロナ禍もあり集約生活を見据えならざる今2020年。
 政治の向きを大きく具体的に、それこそ「令和の日本列島改造論」と向き合う時、です。

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