No.1,435
2020年8月17日
盆暮れ、ゴールデンウィークと一年に稀な田舎に帰る機会も、沢山の人々が今年は再会を果たせず悶々過ごし。特には、子供と高齢の親御さん、そして孫と爺ちゃん婆ちゃんの顔合わせが叶わなかった落胆。一部報道によると秋冬、ウイルスは更に活性化するらしく、年末への帰省期待すら怪しく。
「見上げる空の広さ、ホホをなでる風の優しさ、目に映る風景も変わらない、けど昨日までの世界と違う!(ボクの歌詞より)」。この冗談の様な現実を受け入れた世界は今、一様に不安を抱えながら一日一日歩を進め。そしてトンネルの出口がいつ忽然と目の前に開けるのか、一縷の希望を抱きつつ。
スポーツ界へ目を向けて。このところ無観客で、「様子見い見い」始まった各種プロスポーツ。相撲に野球にサッカーにゴルフ、と徐々に観客を増やし。途中で関係者に感染者が出ては一時停止、バックし点検を繰り返しソロリソロリと。当初、プロ野球の無観客試合で皆さん感じた、ボールのキャッチ音、打球音、観客席直撃衝撃音、の迫力と痛快さ。客の姿無く声援鳴り物無き違和感よりも、しみじみ感じたはず。「これもいいなー、新しい発見だなー」と。相撲でも力士達の立ち合い、モロに頭同志が当たり「ゴツ!」から始まる、肉体ぶつかる生音の真剣力の発見。
スポーツに限らず歌番組も、声援無きライブ生感丸出し緊張感伝播の臨場感。そして新たなる発見の連続は、ボクラの日々の暮らしの細部まで。
当たり前にやっていた数々の日々のルーティン、「あれ?、これって無くてもOKだったんじゃない!」って。コロナ後、それらが何処まで変化続けるかは疑問も、世界中で様々な新たなる価値観の始まりは止められない。
このようなキッカケで、歴史上著名なる「文化の爆発」も又、起こって来たのでしょう。