No.1,436
2020年8月24日
もう、十勝帯広も「暑い30℃越え」がここ数年で定着化してしまい。
子供の頃はのひと夏に一度か二度の真夏日。暑く「ヒーヒー」言いながらも棒キャンディを与えられ美味かった、あの昭和の日が恋しく。現在の様にそこいらにコンビニがあった訳で無く、氷菓子の工場みたいな処で分けてもらった記憶。今でも歴史ある銭湯の休憩場にあるアイスのショーケース。子供心に自宅に有ったらなー、って妄想をしたもの。
それとコカ・コーラの瓶自動販売機。ゴトンと出て来た口を販売機の栓抜きにひっかけ開け、直飲みする美味さ。あれも「自宅に有ればなー」と憧れましたね。当時はコカ・コーラにペプシコーラにファンタにスプライトといったラインナップ。その内に缶入りが世に出て来た時の驚き、良く憶えているのは当時帯広には350mlの缶入りしか無く、高校の修学旅行で東京に行った際にそれらの250mlの細い缶の製品を見た時のこれまた衝撃。お土産がてら全品目の細い製品を買ってまいりましたよ。数年後には帯広にも出回って来たけど、多分、あの時のコーラにファンタは口を開けずに何処かに仕舞ってあるはず。そろそろそんな品々も世に言う「終活」で、処分しとかなくちゃね。
今度の新型コロナで、皆さんの中にも自宅待機期間に持て余した時間を自炊や掃除に充てた方もいらっしゃると思いますが、「お家のかたづけ」で沢山のゴミが排出され、くりりんにゴミ出す車で渋滞との報道もありました。
確かに、昨今の「墓じまい」もそうですが子供や孫世代への継承を「上」と認識していた時代も変化。余計な負担を背負わせない様に、先祖伝来の知的物的双方の財産伝統を始末するのが、今の祖父母に父母の考え傾向です。自らが亡くなった後に押入れの戸棚の品々を一つずつ、一枚ずつ確認してはどうするか思案する子孫の姿を想像すると、どうしても生存中に整理心が働きます。これは子を想う親心。「俺が死んだあとは頼んだぞ!」、って最早そんな時代でもありません。
2020年のお盆に寄せて。