No.1,438
2020年9月 7日
7年8カ月の総理在職連続最長日数に到達直後辞任を発表し、「アベノミクス」で始まり「アベのマスク」で終わった第二次安倍政権。
歴史は見事に繰り返し、って印象で最後は見届けました。今回の政権始まりの雰囲気を遡り、明確に思い出しては「時間」なんて過ぎてしまえば過去に埋没する運命と、あらためヒシヒシ身に沁みます。アレもコレも思う事ありますが言った処で、知れた処。受けて始まった自民党総裁選の顔ぶれ...否、全てが大した事ではない。
例えば人はそれぞれ、子供の頃からの「体験記憶物語」の中に育まれ、生きて死んでいく。今回の安倍総理にしろ、偉いお祖父さん叔父さんお父さんに囲まれ育まれた物語の続きを、生きて来た。母方祖父岸信介元首相宅にいた時にはよく安保改正反対のデモを身近に接し、辿り着いた「憲法改正」は叶わなかったが、その物語を彼なりに歩んできた。たまたま安倍晋三さんは子がいないですが、一般に「三代目には0に、元の木阿弥」が定説と。
この理論は一代目が事を成し、二代目は存続にかかりも三代目が後を継ぐ頃には既に「お坊ちゃんお嬢ちゃん体質」に加え「世」も変わり0に帰す。一代で仕事を成す期間を30年とし、二代目30年そして三代目道半ば15年、計75年程度で帰す、と。ちょうど今年は戦後75年、広く世の人々を自分をも当て込んでも、左程外れてはない。
「宇宙法則」とか聞くと、若い頃よりインチキ臭く撥ねつけてきたが、経験を通して色々見えてくるモノも有ります。
「出る杭は打たれる」、「出過ぎた杭は打たれぬ」けれどやがては「粉々に打たれる」。そして「次なる杭がニョキニョキ出てくる」その繰り返しが宇宙。今回の新型コロナウィルスもそう、米国トランプ政権もそう、恐竜絶滅も地球環境全般も。
この先地球を飛び出し、本格的に宇宙に手を広げ「人間が出過ぎた杭」になるが、人類の終わりの始まりの様な気がします。