No.1,459
2021年2月15日
多様性尊重へと世の中の舵が切られて来たのは、平成半ば位でしょうか。
働き方改革、危機管理、各方面ハラスメント根絶へと。
当時いっとき、各々企業も盛んに講習会を開催しては旧き価値観に生きて来た役付年代が、意識改革啓蒙。「若者が、では無く貴方たちが変わらなければならない!」との勉強会受け、年配者から出る戸惑いの声を居酒屋でよく聞いたもの。
さて、ネットから『名も無き市民』の声が多く賛同を集め、現状を動かし始めた此の頃。「炎上、イイネ、リツイート、ハッシュタグ」が一大勢力となり「ネット界」と言う世界が地球上に定着。コロナ禍で一層スマホ依存高まり、検索した先の先へと潜りこんでは、一時帰還を繰り返し。その日々は日常と化し、既に「リア充」とかのSNS発信者特権段階期も去った様に思え。今となってはインターネット創成期、NTTの分厚い電話帳から脱却するべく企業達のホームページ作成大わらわ期、が懐かしい。
ミクシィで有名人方ブログ開設、から一般へ拡大しライン、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムから現状。検索もヤフーからグーグル主流へと変わるに連れ、スタート時はコンテンツ自体無料掲載が今ほど一気に増えるとも思えなかった、が正に「爆発的雪崩」打ち。
「ウィンドウズ,98」から始めたパソコンも、平成出生児に難なく次々と追い越され置いてきぼり。喫茶店で初めて出会いハマった、テーブルゲームの「インベーダーゲーム」「パックマン」の感動から大隔世の感、シミジミ。
そこで、今回の東京五輪組織委員会長である森喜朗元総理の、世界を巻き込む女性偏見発言騒動。内容がドウの言うより、ネットを背景にした世界情報伝達力と今後島国日本の立ち位置の問題に。中国習近平共産一党支配、ロシアプーチン長期政権、ミャンマーで軍クーデター、米国もトランプ下野しバイデン大統領に。
日本の昭和御偉い「おじさん軽口感覚」は、既にこの日本列島隅々でも、全否定成りか。それこそ「多様性」って、ナンだろう。