No.1,467
2021年4月12日
もはや目ざめに合わせ、居間のストーブをタイマーセットで暖めて置かなくとも平気な程に、ポカポカして参りました。
いいねー、やはり春は良い。十勝の凍てつき厳しき冬後の、この新緑生命感あふれる日々は、開放感に背中を押されます。トンネルを抜けて、光の渦の入り口へ立つ気分は、遙かな母体からの出ずる記憶か。
さて、東京オリンピックの行方はともかく、プロ野球が日米で開幕。今年の場合は、もはやエンゼルスの大谷翔平選手に日米とも話題は持っていかれ。オープン戦から絶好調そのまま指名打者出場の試合を経て、いよいよ先発投手と二番打者で臨む一戦。いきなりのアーチと162キロの快速で、メジャーリーグに関わりし全ての人々を「驚嘆」と「認」の世界へ。
4年目にして慣れてきたのと、怪我からの回復で心身ともに充実している様子。日本ハム時代には、既に投げても打っても日本で一番の力量を発揮し、当時思っていたこと「恐らくこのままメジャーでプレーしても、先発ローテーションとクリーンアップの仕事は普通に通用するだろう」と視えていた。加えて、中継を見ていても彼の人柄ね、万人に愛される言動を持ってすれば、正に無敵。日本では張本さんが力説してた「二刀流」へのひがみ的懐疑評論を、これで大リーグ界でも敵を作らずに誰の懐へも「ストン」と腑に落とし。これが長く野球をし、又、見続けている人々にとって、どれ程に普通でないかは譲りますが。
幾度となく聞いた事と存じます「ボールを速く投げる、打って遠くまで飛ばす、そして速く走る」、これは持って生まれた才能で後天的飛躍はままならぬ才能と。経験的にも解ります、加えて「天は二物を与えず」の確率も。
大谷選手が日ハムに居た頃に、よく思った事。「彼がゴルファ―を目指したら、世界で天下獲るだろうなー」って事を。多分、観えている世界観が違うのでしょう、何をやっても頭抜ける才。
「21世紀の顔」なるアスリートをリアル体験している渦中。