No.1,474
2021年6月 7日
6月に入ってココの処、北海道の気候は最高ですね。寒からず暑からず、一たび外に出て1人で背伸び深呼吸すれば、新緑が映え楽園ですよ。ニュースに一切触れなければ...のお話ですが。
さてそのコロナ、今回はここ十勝でも大暴れ。日々の感染報道を見聞きする度に、足も心も重くなり。高齢者へのワクチン接種も始まり、今年の秋頃には日本列島隅々まで行き渡るのでしょうが、又その先何が起こるかは誰も知らない。
そんな不安定な中も、オーストラリア女子ソフトボール五輪選手団来日。
テレビ越しに彼女らのマスク越しの笑顔を観るにつけ、とても複雑な心境、は誰しも一緒でしょう。「切ない」のだよね、この先どういった方向に東京五輪が傾いていこうが、彼女たちが日本を離れる飛行機のタラップを上がる時にも、同じ笑顔で送り出してあげなければ。それでなくとも一年延長された2021年の夏を、この先嫌な思い出として刻ませる訳にはいかない。人は心に余裕がないと他人には優しく出来はしないから、お迎えする側の心情が心配。
テニス界では全仏オープンで大坂なおみ選手が物議、で二回戦から棄権しましたが。試合後の記者会見が苦痛で拒否表明、から事態は賛否取り混ぜ大ごとになり、一端は身を引いた形。
前回の黒人差別への反対意志表明名入りマスク入場の時には、随分思い切った行動をする娘さんだなー、と視ていたが、続いて自らのうつ病を告白しての訴えに、この21世紀の世間やスポーツ興業界は如何なる着地点を見出すのか。世界のトップテニスプレーヤー、23歳の挑戦はテニスを飛び越えて社会の構造にメスを入れ始め。「勝てば官軍」の立場故に意見も尊重されましょうが、更にその背景に病が重なると手出し出来なくなる。それも又「当り障りなく」というスタンスの人達の思考停止を呼び、結局それは互いの立場の違いのエゴのぶつかりあいが形を変えただけ。
取敢えずは外に出て、みんな無心で自然の風に吹かれてみるがいい。人間は何処に行きたいのか、そこから全ての答えは導かれる。