No.1,481
2021年7月26日
ここの処7月中旬、気温35度を上下する猛烈猛暑真っ盛りの十勝帯広。さぞ皆様も、余りの暑さにうなだれ、ビールを立て続け流し飲み込んでいたのでは、と。ボクならば、「待っていました」とばかりにソウしていたね。
「いたね」とは? あのね、たまたまその極暑期一週間、人生初めての入院をしておりました。正確には生まれた瞬間は病院なので、二度目。
さて、難しい病状ではありませぬが何しろ、手術以外の手立てがない故に年貢を納めて来ました。いまだに、腕に注射一本される瞬間怖くて思いっきり目を逸らしている男が、「手術」の現場に身を預ける思いはカナリのもの。この一週間の体験は別途書き残しますが、思う処は沢山ありましたね。 元々のメモ付け習慣で、入院期間中もベッドの傍らに置いたレポート用紙とペンへ思わず手が伸びた事伸びた事。人間、環境が変わらないと新たな発想は浮かんで来ないものだ、と再確認。何より、入院前の「ビビる感」を抑え込む作戦と致しまして、この体験は言わば「取材」として意識し臨みました。
ボクは、少し前に亡くなった立花隆さんの様に現場に足を運び取材、表現する方ではありません。しかしながらこの出不精も、今回のケースは避けて通れませんでした。さ〜て、どんな事を体験出来るのだろうか、と精神はバーチャルな方向に置き換えて。それを「逃げの一手」と言われればその通り、要は気の持ち様でセルフコントロールですね。皆さんも、避けたい場面に身を置かなければならない時には、心身を守るために実行してみて下さい。
話を戻しますが、端的にいつも目にしつつ通りかかる、何気ない建物の中の世界。たかが「壁一枚ガラス窓一枚」隔てた向こう側の空間ですが、実際に起きている世界。「そこに有る」のに、外側からでは何一つうかがい知れない世界。まるで、居るのに見えないウィルスの様に、この社会は刻々と多面的に展開しています。「真夏の夜の夢」は続く。