No.1,504
2022年1月24日
物騒だね、近頃の電車内。医院内。大学共通試験会場前での犯行は、揃い自暴自棄からの道連れ自死目的。
以前なら「この世におさらば」って行動時には、人目避け樹海等へフラフラ引き寄せられ一人コトに及んだもの。『現代の生育環境』が、そうさせる方向へと残念ながら導いているのだろう。このネットにまみれ承認欲求がネジレ、幾ばくかの病む者が存するは21世紀の確たる現状。もはや、『親兄弟親族近所関わる人達』への大なる迷惑と、『自己存在への尊厳』も、心に育ち上げられず、感じ上げられず。
自爆覚悟の精神の人を作り上げる要素は、一言には断定出来ません。又、事前に察知逮捕精神療法も、難しい。3年目に入った新型コロナ生活に付随抑制された生活全般も、広く深く関係していましょう。インターネット、SNSの世界に物心つく時よりドップリ依存が日常化、その過程で形成される精神の内情は可視化できぬも、今後統計化はされよう。
例えば平成の半ば頃より、『オタク』って言葉とその引きこもり気味の若者達の日々が取り沙汰され出した。その中身は、一日中自室にこもりカーテン引きゲームにアニメにアイドルまっしぐら、今では市民権を得た〝推し〟なる言葉に没入続ける人達。そこの処を上手く突き、秋葉原発祥の『AKB48』なる企画もバカ受けし一時代築いた輩も居ましたが。
さて、そんなオタク達の存在が時を経て次世代に継承され、この令和時代に入り世間を見渡すと、今の世の中を構成する中心は彼ら彼女が多数派占め。となると、その世代がこの資本主義を左右する『最大なる購買層』の世の中になり。当然、モノを売る為にコマーシャルをメディアに乗せる企業達は、今後稼ぎお金を使う世代の購買欲の事しか見ていない。モノを売る方の必然、〝お客様がいつも正しい〟の法則に則り、テレビにラジオにネットに雑誌はオタク由来の人々へターゲット絞り、制作させる。
確して、「老兵は去るのみ」へと。
ガクッ!。