No.1,512
2022年3月21日
世界的に重たい空気にのしかかられて3年余り、みんな疲弊したね。世の中の空気、言って良い事悪い事クルクル変わり、しまいには面倒だから口きかず人に会わず。
ここ20年余りのSNSの普及、最初は私も時代の新たなる一面出現に斜に構えつつも様子見。知り合いのアーティスト達はこぞり、慣れないパソコンと格闘。ホームページこしらえ、集客目的で活動宣伝を世に発信。インターネットの出現で音源CDが売れなくなり、古参のかつて天下取りし音楽家も、急にいい顔し生ライブ重視の活動へと舵を切り。
私も沢山の表現者達の生ステージを、上京してから今まで観覧して来た。以前はミュージシャンの多くが、観客第一主義とは思えぬ好き勝手な曲構成をしていたのに対し、度々残念な思いをしたもの。
「なんでアノ代表曲をやらないのだ!」
と思わず叫びたくなる程、ステージに立つ輩は概して以前の楽曲やらず、本人が今現在売り込みたい曲構成にしがち。これは、私自身もステージで選曲し歌う際も、同じくはまる心理で重々承知なのですが。
がしかし、そんな風潮もCD売れず収入が途絶える世の中になると、コロリとライブに対する意識が変容。かつては日本で1位を獲った曲をいくつも所有する大御所と言われる者達が、頼みもしないのに3時間オーバーのアレもコレも歌う分厚いライブ構成へと。それで現在はコロナ禍の影響でライブ出来ず、今度はこぞってYouTubeなどでの配信へと足場移し。
みんなも『スマートフォン中毒気味』の人が多いのだろうけど、中毒にさせて広告料で大稼ぎ、が現代の商売の主流。最近ついに「テレビラジオ新聞雑誌」を合計した広告扱い費が、『インターネット』に追い越された、そうな。
近頃良く見聞する、〝消費者ターゲット年齢、18才から50才〟を相手に番組構成していると。なるほど、分かり易いのはテレビの司会解説者達の、ここの処の入れ替え。これだもの、ターゲットを外れた年齢となった今、年末NHKの紅白しかり、歌番組にチャンネル合わせても疎外感を覚えるのは供給側の意識的作業の果て。
がしかし、なんだよね。