No.1,532
2022年8月22日
そして十勝・帯広、2022年のお盆行事は7度目蔓延コロナ禍も「ナンのその!」と、一通り3年振りに規模の縮小あれども、無事終了の様子。
十勝川花火大会は指定席のみ、盆踊りは一晩のみなれど、この3日間帯広駅周辺を車で貫通様子見パトロール。辺りはお祭り気分満載縁日出店、浴衣姿の子らを筆頭に多くの若者達が久々の出歩きを楽しみ。後日新聞によると、コロナ前よりも人出多い平原祭りであったらしい。
少し前、『広小路の七夕まつり』は年々のシャッター街化に連れ今年コロナ禍、輪をかけて子供のお絵かきTシャツ吊るしだけの寂しき装飾であったが、何にもないより良かった。何しろ、来年1月末で地元老舗百貨店〝藤丸〟閉店のニュースが当地を襲った直後だけに、『藤丸ある最後の夏祭り』に皆、想いは特別なお盆だったろう。帯広駅を背にし北に向かうと、左手に藤丸がそびえ立つ姿が原風景であった。そんな十勝帯広人の「街の核」的存在は、我が人生ある限り故郷の顔として胸に残る。
『故郷』とは、例えば現在ウクライナで命を投げ出し戦っている多くの人々がその命をかける、それも理屈抜きで守るべきものの存在。家族の為故郷の為、足し算引き算で導き出す損得を超えた、魂の進む道。そうすると、逆に攻め入っているロシアの兵隊のみんなの心情を思うと、つらい。どうやって自分を納得させ、正当化し殺し合いに向き合っているのか。
先にアメリカがアフガニスタンで兵を全面撤退し、今回のウクライナへの人員派兵も見送り後方支援に徹している。アメリカは、これまで『世界の警察官』とし世界に数々軍隊送り戦闘をしてきた。そして、多くの若者が殺戮現場経験の末に命落とし身体の一部落とし、精神の健全性を落とした。それは生涯に渡って、本人元より周囲の人間の魂を壊し続ける。
「人間は互いに殺戮する」って、何故DNAに刻まれているのか。絶滅する時まで、人類はその〝解〟を知る由が無いのだろうか。