No.1,553
2023年1月30日
今週で2023年も2月に入りますが、ご存知の如く1月31日の地元老舗百貨店『藤丸』閉店週でもあります。
地方紙にも連日記事で取り上げられ、皆さんもそれぞれに多くの思い出や感傷も御座いましょう。ボクのそれは、旧藤丸店舗でのアルバイト経験話。諸々過去に本誌でも語らせて頂きました通り。
これで完全に一つの、「昭和以来の帯広駅前商店街大繁栄絵巻」の幕引き。今後、あの辺り一帯は夜の飲食街を拡大方面へしか、現状では方策浮かばない。まあ、今後はこれからを担う発想豊かな人達で帯広十勝を存続繁栄させつつ、この土地を舞台に生活していって欲しい。
昭和の風景は、地元の写真家が残す白黒写真に多く刻まれています。ですが何より、当時の人間の気質の面白さだったのだよね。時代背景により生まれ育つ環境の違いが産みだす、『人の気風』が時代を造る。文明に文化の歴史をさかのぼり世界規模で見渡すと、あの時代、その時代に馳せる憧れは尽きません。「あの時代あの土地に生を受けていたのならば!」って感が歴史を勉強するワクワクモチベーションにもなる。
高度経済成長期時代の日本全国の風景と人々を、憧れの気持ちでボクらが懐かしがるのはいい時代だったのですね。だから、平成の時代に成長した人々に見せてあげられなかった『ワクワク感が支配する時代』を、せめてこれからの人々には感じてもらえる様に仕掛け残してあげたい。そこにしか時代を受け継ぎ、次世代にバトンを渡すボクたちの役割的存在は無い程に感じている。
さて、帯広駅周辺商店街を彩った先駆者たちへの敬意。同時にこの東アジア諸国を襲っている急激な人口減少問題。明治維新以来、日本全国への開拓進出結果によって生じた現況の過疎地域問題に関してボク個人の意見は、「人が広げたモノは、管理出来なくなった暁には責任と決断を持って閉じてあげる」が道理に思う。
歴史の視点で、考えたい。