No.1,554
2023年2月 6日
ニュース関連は暫く何処も、安倍元総理銃殺事件以後は政治家と旧統一教会関連団体との関係性一辺倒でしたが、そこもひと段落した様。現在は長年のデフレ脱却装置がここぞとばかりに発動中。
昨年後半からの相次ぐ食品値上げは、一年に及ぶロシアによるウクライナ侵攻が影響し、小麦もエネルギー源もボディブローで責め立てられている如くにジワジワ効いて来た。今は電気代値上げの影響が人々、企業にのしかかり始めている。
7年前に電力自由化なり、こぞって多くの企業が参入し出した時は胡散臭く眺めていた。電話が電話線から無線電話に移行してからの規制緩和に比し、電気は電線を辿らなけりゃ末端まで届けられない故に、「?」って腕組みして見ていた。
さて、テレビで一般家庭からの月々の値上がりレシート提示と、『オール家電住宅』選択への愚痴も聞こえだし。
特に今は厳冬中での生活で、贅沢として電気を使っている訳ではあらず死活問題。化石燃料を燃やす方向へ発電所の熱源をシフトすると「CO2を出すな!」と、叩かれ足元も脅かされる昨今。一方でオール電化に、自動車もオール電気自動車に足並み揃える世界。
太陽光に風力に地熱にと、世界中の人々は思考を巡らせ『発電』の画期的方策を探り続ける。やがては、行ったり来たりで原子力発電是非論争へと立ち戻る。
2011年の福島原発事故以後、いち早く原発廃止へ舵を切ったメルケル首相のドイツ。ヒトラー時代への悔恨以後のドイツは、とてもいさぎ良く見える。が、ロシアからの天然ガスパイプライン予定は狂い、日本政府も昨年末にいきなり原発再稼働に期間延長、そして軍事力強化へ増税と国内外の情勢はまだ混乱の最中。
ロシアのウクライナへの侵攻を合図に堰を切った様に、世界は進む道の舵を切り替える。ある勢力にとっては、『待ちに待った機会』になるのだろう。そして、大多数の各国の国民は流れに身を任せる術しか持ち合わせない。
地球に対し、人の数と欲を両立させるは無理筋。