No.1,571
2023年6月12日
マイナンバー制度がいよいよもって、全国民に義務化される見通し。
現在は、かねてよりのポイント付与誘導から様子見であった官策へ、民も納得の流れ。そこへの登録事務手続きで近頃ミス報道が目立つが、ソコはソレ、織り込み済み。
個人情報を全国民総背番号制で一元管理の新時代、コロナ禍での現金支給振込先口座指定が一面では背中を押した形に。これにインターネットで各自使用している『ID』と言われる個人識別記号を紐づければ、益々もって国が市民一人一人を特定・管理するのが楽ちんになる。各人間一様に、財産に仕事に思想に日常にアクセスされ放題。現在のIT時代に乗っていないアナログ年寄り世代が、直にこの世に居なくなった先には一丁上がり。
SNSでバズり荒稼ぎの元参議院議員も、ドバイから強制国外追放で逮捕。これもネット世界での、暗黙の道徳教育・規制の一段階。今は新たなる『SNS世界普及ルール』作りの創成期であり、泳がせては影響を鑑み、締め付け、規制枠組み作り、の一環。 加えて、昨今の社会事件での捜査はご存じの通り、そこいらに張り巡らされた『監視カメラ』に車載カメラを繋ぎ追うが常道。これに顔認証をマイナンバーと紐づければ、世界中のインターネット内の投稿写真をAIが瞬時に捜索、で確定。
こんな世界観は、一部共産圏では起こりうると長らく脅威を感じていたが、既に日本も秒読み。最も、私の周囲の学生に社会人子供を持つ親子内でさえ、互いにスマホで常に足取りをオープン化している様を見ていると、再考させられる。『スマホ生活当たり前世代』にとっては、「プライバシーとか、ほっといてくれ感」が存在していないのか?と。マイナンバーへの不信感自体に対してさえ『?』であり、要らぬ心配の権力からの個人明確特定・管理の時代なのかと。
ならば、要らぬ心配であり、「どうぞ、この先の時代に幸あれ」、と見送るのみ。常識なんて元々、その時代にしか通用しないからね。