No.1,587
2023年10月 9日
先週は、今年3月に閉店した地域老舗デパート藤丸での思い出を綴らせて頂きました。
今週は続き、同様に姿消えつつある『長崎屋』に関し。
駅前通りにあった旧店舗西2南9ではそれこそ藤丸店と並び建ち、映画館併設し繁盛していたラーメン屋さんの思い出強し。そして今年長崎屋本体が撤退、現在看板も取り外され、来年には建物自体無くなる現店舗でのお話。
オープンは1990年。更地から巨大な旅船みたいな建築物が出来上がる様を、毎日車で通りがかりに見ていた。そんな風に見ていたのは、理由がありました。ボクは高校を卒業後上京、大学通いアルバイトしつつ音楽で身を立てるべく、夢に挑む日々を送った。
さて、まあ、色々ありましてその後、帯広に戻った後に歌を唄う生活とは別に、商いにも携わっていた。タイミング重なり、現在地の長崎屋オープンと同時にテナントとし店を出店、当時の光景は今でも鮮明に残ります。
オープン時の人出の賑わいは、未だバブルの空気が世の中に吹き抜け明るく元気な時代背景下。建物中央に有るエスカレーター吹き抜け広場では、実行はしませんでしたがライブの打診を頂いたり。
そのテナントを撤退したのはオープン10年間過ぎた頃、ちょうど長崎屋からドンキグループへと母体が移行した頃かな。その後も衣料品や書店にお買い物に行きましたね、皆さんがおっしゃる通りに「過去の時間を過ごした場が忽然と消える」のは寂しいね。
そんな折、又しても、今回の稲田地区に存在するイトーヨーカドー帯広店が来年撤退の報道。「これでもかこれでもか!」って、帯広市民としてみれば追い詰められている気がするね。人口が減少へ向かい高齢者が増加、インターネットでの買い物が常態化、社会の消費動向に連れて街並みも変わる。個人地場商店が消え、スーパーマーケットとコンビニとネットで完結。
世の中の変化は何処へ向かうのだろうかね。
ボクも人生の折り返し地点を過ぎ、生きた証の歌作りも終盤戦。避けていたネット解禁も、「う〜ん」。