No.1,594
2023年11月27日
そして今週には2023年も師走の12月、へと突入。
地球温暖化のせいだろうけど、この年末に突き進む時期でも妙に秋風情の中で、今一つピンと来ない。既に暦は〝冬〟なのだろうけどまして、北海道東部に住居を据えていて、雪もないし寒さも特段厳しくなくて、拍子抜けって感じがしないでもない。そうかと言って、ソコの変化は暮らしやすくて大歓迎なのですが。日中は日当たりが良ければポカポカであり、猫なんかが居間に居れば未だに気持ちよさそうな気候。
猫と言えば野良猫に野良犬も、ここ十年以上見かけたことが無い。ホームセンターに行き、ペットショップの売り場拡大路線を見ていると、多くの買われている室内犬猫が居そうなのは明らか。しかし、その昔、集合住宅では歴然と存在が近所宅では分かっただろうし、戸建てで犬を飼っていても外まで鳴き声が聞こえたモノだった。それは普段通りで、現在の様に「近所迷惑」と叩かれる存在でも無く、人々の共存共栄の証しでさえあった。
ボクも子供の頃は近所の家外に普通に犬小屋が置かれ、鎖に犬がつながれて番犬代わりでもあり、近所の人々の癒し的存在でさえあった。細かい事を云うと、隣近所で「あそこの犬はワンワンうるさい」だとか「怖い」だとか。人々の井戸端会議でチクチク話もあったけれどね。噂話では「急に死んじゃって、何処の誰かが毒饅頭食べさせた」とか。
今のネット社会に生まれて来た世代には、考えられない生活環境と風景がそこにはあった。そうは言ってもボクでさえ、自分の親や祖父母の生活風景とはズレがありますが。日本で近い時代で言えば、「お侍さん世代」「戦争体験世代」「戦後世代」、そして「インターネット世代」って感じ。
歌は世に連れ変わり、『常識』と言われているものも世に連れ変わる。何が正解なのかは、それぞれが生れ落ちた時代による。それを人は進化とか退化とか言いながら、取敢えず腑に落ちる様に己に納得させ生きて終わる。
そしてバトンは同様に後の世代へ、〝諸行無常〟。