No.1,611
2024年4月 8日
皆さんに特に告知こそしていませんが、月に一度マンスリーライブを行っています。帯広中心繁華街の地下飲食店ライブ場にて、第三木曜日の夜90分程度演奏。自作歌をギター弾き、ピアノの女性とウッドベースの男性に彩を添えてもらい、3人でのセッション。すでに今年で8年間ひっそりと続けていますが、コロナ禍は流石にもうだめか、の状況を超えつつも『何とかかんとか』と。
若い頃は、日頃の行動範囲が広かった分、お客さんも沢山来てくれたものだった。人間、勢いがある時は何をやってもイケイケですが、次第に時代との齟齬を身に染みる時期がやって来る。一般受けする楽曲で広く営業告知の活動自体、昔から懐疑的で、「商業音楽には向いていない」との自覚は持っている。そこの処の始まりは、20代に東京でユーミンこと、松任谷由実に自作の歌を聴いてもらっては話し合った時より自覚していた。何度か彼女に「商業主義では無く、伝えたいメッセージの為に活動している」と生意気を云っては、「青い!」と返されたものです。けれど、ユーミンと音楽に関して会話している時間はとてもとても楽しくて、今でも此処までの人生に於いても輝きの強い時だった。
さて、時は流れてボクの作風はちっとも変ってはいません。20代の頃作った沢山の歌が〝時代を超えて息を吹き返す〟現実が追い付いて来ている妙な空気感の中に居る。加えて歌を創って演奏する、その事自体は今現在は過去になく充実している。おそらくは2020年のコロナ禍から、飲酒機会も減り、自己演奏する感覚が若い頃に戻った気もする。そして続けるささやかなお客さん中、マンスリーライブの場所は、ビーフラットメジャーセブン。時に「フラーッ」と、流れで偶然に来店し歌を聴いて行ってくれる出逢い、も愉しみ。先月はタレントのバイキング小峠さんが来てくれて、歌の合間に会話でもやりとりしつつ、最後まで居てくれました。
発信するは大変な時代だけれど、又いつか何処かで再会を楽しみにしております。