No.1,615
2024年5月13日
シーズン始まったメジャーリーグ野球、海向こうの各チームへ日本人選手も数多在籍。ここ数年、いわゆる『世界の壁』を次々突破し、躍動している姿が日々伝えられる。その中心、ってより全てのメジャー選手のど真ん中に据わった今期よりドジャース移籍大谷翔平選手。打者専念の現状はアレモコレもトップ成績を独走快進撃も、個人的には昨年までのエンゼルスチームでの『孤軍奮闘』姿を観ているのが楽しかった。打って投げて、どうにかシーズン終盤のプレーオフ迄チームを導き辿り着こうとの、気迫が。
さて、ドジャースは前評判通り名選手達に恵まれ、各試合良く得点も上げて勝ち試合が多い。その中に入って、ここのところ雰囲気にも慣れて来たのでしょう、大谷打法も満開。3冠王も射程内にコンスタントに、カンカン打ち続けております。通訳解雇と結婚の諸事情の影響は計り知れませんが、投手の顔を秘め、打者として臨む今シーズンの終わりには如何なる結果を残すか。
それはそれとして、ドジャース球団を観ていると『ベースボール興行システム』の出来栄えに感心。もちろんアメフトにバスケ他、ディズニーランドの様に商売の仕組みが上手く仕立てられ集客もなっている。
それらを踏襲した北広島の、日本ハムファイターズのエスコンフィールドも試合日以外さえ多くの観光地化成功しているらしく。先だっての東京ドームでボクシング、井上尚弥選手の世界戦興行も観ていて思うに、同じくビッグマネーの動く様相が視え時代を感じる。
観客側の求める物を提示するストーリー、それに満足納得する双方の姿。もはやスポーツも一喜一憂よりも公演化が定着し、人気アーティストのコンサート的存在の様。メジャーリーグベースボールも、昨年からピッチクロック制度導入で試合時間の短縮に取り組んでいる。
映画演劇もスポーツも、本来人間の集中力限界2時間に合わせざるを得ない。人それぞれ後の予定も細かに設定され、スマホ片手に動く、タイムパフォーマンス時代。