No.1,627
2024年8月 5日
パリオリンピックが開幕しました。東京五輪1年延期無観客大会から早3年。開会式からして見慣れた陸上競技場での入場行進から、セーヌ川船上行進と何とも、斬新。気負う処が無い、歴史深き欧州の余裕を感じさせられし式典でした。
連日各テレビチャンネルで放映されている種々の競技を観て、毎回思う事。日々世界中でこの4年に一度の大会に向け、精進努力している多数のアスリートに関係者の存在。結果に結びつく者達、道の途中で挫折し泣く〳〵消え行く者達と、数知れないドラマを想像させられる。そしてこの本大会での、悲喜こもごもでさえも直ぐ、過去の出来事と記憶の奥底に眠らされる。泣くも笑うも、現在の情報過多時代では過ぎ去ってしまってはあっという間に隅っこに追いやられ。だから『今を生きる』、今の連続しか人生にはないのでしょうが。この〝世界大運動会〟も特に、ロサンゼルス五輪から商業化されたと聞き及びますが、確かに何かに付けて華やか。昨今の万博なんかもそうなのでしょうが、今やイベント利権化の裏構図無しには世の中回らないのでしょうが。
もう世界がグローバル化して久しく、地球の裏側への未知感も薄れ去っている。昨今は国体スポーツ大会の意義も薄れたと聞きますが、国対国の構図もしかりか。人々は移民や国籍の移動を容易に行う様になり、多くの国でグローバル化選手達の活躍も普通になりました。と、それはそれとして、目の前のスポーツの醍醐味を楽しく有り難くいただきましょう。「瞬発の瞬間」に立ち会うと、心地よきホルモン放出の利もあるらしくスポーツは熱狂の舞台装置とも。
そして、今週号はお盆の関係上2週間合併号であります。皆さま、お盆休みは如何お過ごしでありましょうか。お仕事により違いは御座いますが、1週間程度続けて休める人も多かろうと存じます。故郷に帰って旧交を温めたり、旅行に出かけたりと長距離移動の方々も多々おりましょう。気をつけて良い想い出にして下さいね、自宅で過ごす方々もゆっくりと安らいで下さいね。