No.1,633
2024年9月23日
今週は音楽方面のお話しに立ち返ってみましょう。
そう申しますのも昨今、当地でも『ライブハウス系』の店舗閉店報が相次ぎ。ここ数十年振り返り指折り数えただけでも、10を超えた店が姿を消しました。そこでは私も単独で、あるいはメジャーヒット持つ多くの音楽家達と唄い、演奏して来たものでした。都度、多くのお客さんにも来店いただきとても楽しかったイベントの数々。
やはりパタリと、その機会が激減したキッカケは2020年から3年程度の「コロナ禍影響」が大きかったのでしょう。〝人、集まるが悪〟の数年間で様々な業界業種が大転換、を求められ疲弊しましたね。中でも音楽ライブはやり玉の筆頭、想い返せば当時は助成金とか融資とかで繋いできたものの、ここに至っては・・。
〝時代〟で音楽系の飲食店を立ち上げて来た多くのオーナーさん達、その人たちも高齢化した時期も重なり。世の中に必要とされて来た時代背景変遷、新時代の人々の興味の多様化。
昔話をしたならば、若者の視線と視聴の向く先はラジオと音楽に集約されもしておりました。従って世に訴える起爆剤は、自然にシンガーソングライターへと強力無比に時代が向いていた。そうして人々は一旗揚げるべく、ライブハウスや、東京に向かい群れを成し。いつしか『夢』って言葉と混じり合っては日々、唸らされていた様な。そうした世相の中での役割は一先ず、って感じ始めたのは、カラオケ文化が広まって来た当時でもありましたけれど。
演劇もそうなのでしょうね、私も高校を卒業し、上京後は様々なアルバイト先で「音楽家と役者志望」を語る人達との出会い数多だった。
そんな現在の状況でも、未だ全国にはライブハウスは点在営業しております。多くの知人ミュージシャン達も現実にギター一本背負い旅を続けては、歌い食べ繋いでいる。日本列島横断し歌を届ける仕事、自らも一回りはしてみたい気も致しますが、その情熱に感服します。