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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,634

Bunちゃん

2024年9月30日

 先週に続きまして、当地での音楽話を語りましょう。
 現在定期的に歌っている街中での月に一度のライブハウス公演は、第三木曜日の夜8時30分から90分程度歌って語ってのライブ。思い起こせば、この10月17日で丸8年になります。コロナ禍で数度の中止は有れども、100回程度の公演回数になります。
 処は中心繁華街、マスヤパン地下に在るビーフラットメジャーセブン。ピアノにはナナちゃん、ウッドベースには店主ゲンちゃん、そしてボクがボーカルとギター。頑なに自分の作った楽曲以外は、演奏してこなかったです。いつも10数曲、自分なりに精いっぱい歌って参りました。偶には流れ団体のお客さんで〝満席〟なんて事もありましたが、大抵は少人数の秘密結社的状況。ここで定例マンスリーライブを始める以前は、不定期・不定会場でありましたが、いつも満員のお客さんに囲まれていました。がしかし、『何かが違う...』と感じながらの演奏であった感触が残っていた。それは多分、「自分は此処まで、何のために歌を創り歌い続けて来たのか?」の自問が心の底に澱の様に潜んでいたから。
 高校卒業後に上京し、曲を創りつつアルバイトしながらライブハウスで歌い、オーディションの日々。その後ある程度納得の体験を経てから、故郷に戻り後の音楽との関わりは微妙なスタンスであった。未だ若かった事、東京に音楽関係者との縁を得た事、それらの勢いでCDを発売したり、自作曲がカラオケにもなりそれなりの活動は致しましたが。
当時は皆さんに、有線放送へリクエストも多々頂きましたね。
 しかし人生を振り返れば多分、多くの人々もそう述懐していましょう事に。『私の人生は何処でどんな判断で、時々の分岐を繰り返した?』と。『一番脂の乗っている時に、はたしてベストな選択とは何であったのか』と。本能のホルモンで突き動かされている時分には、観えない世界。こうして「生老病死」はいつの世も人は繰り返しつつ。

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