No.1,635
2024年10月 7日
9名による自民党総裁選、最後は石破茂さんが高市早苗さんと決選投票の結果勝ち抜けました。
自身仰っていましたが、最後の挑戦の機会と望んだ首班指名選挙。皆さん政治家を目指してから後、数多の選挙戦をそれぞれがそれぞれの思いで幾度場数を踏んでいらした事か。地方選からの叩き上げ人々や秘書、代々家系からの縁周りで議員になった人々。みんなに過去が有り、成り行きが有り、そして現在から目指す先を胸中に秘めている。
政治家の仕事同様に、世の中に存在する全ての仕事には役割が有り意義が有り報酬が有りましょう。どの職種に就こうとも、否応なくその中の世界観に染められもしましょう。政治の世界、それも国政ならば〝一応の天辺は総理大臣〟を描いて、が本望でしょう。
長年に於いて応援してくれている人々の支え、そこに報いる為。当人の目指している国の在り様を実現すべくタクト振る、指揮台が総理の椅子、との人も。そしてそこで数年の経験を経た後には、自らの改革の名称を残す事にも囚われ。後に総理席を退いた以後はまだまだ院政、影の支配者として存在感のアピールに日々過ごす人。万全の環境を整えて自身の子に引き継ぎ、遺伝子の繁栄を蔭に日向に見届ける余生の人。
これらは何も政治家に限らず、あらゆる職種で世代を超え繰り返えされている生物の宿命。生物とは人間とは、そう言う生き物、存在。「遺伝子と環境」で人を語れば、あらすじは見えてきます。稀に特出する、異次元怪人にはその分物語性が付加され、時代を超える。
さて、自民党新総裁石破茂さんは組閣直後に解散総選挙の意向。これは、ここ迄のパーティ券決済党負の側面を一気に「うっちゃる」と言われる策でもありましょう。みそぎと、党勢挽回、党に対する国民のイメージを選挙の結果で書き換え覆う大一番。弧高でクリーンイメージの新首相は、この選挙戦の結果次第では早くも「レガシー仕事」にも為り得える。
SNSを駆使した選挙戦創成期、はたして各陣営の動き拝見の秋になり候。