光だ... 太陽だ
2024年11月18日
月初め頃の猛暑や酷暑によって体調を崩された方々が多かったらしい。 昔からぼく自身は、太陽の男だ、夏の男だ、と言って憚らなかった。なにしろあの真っ青な空から金色のような水銀のような輝く光の陽射しというものに出合うと、ウキ・ウキと際限なくあふ
傘・・
2024年11月11日
豊臣秀吉の「醍醐の花見」を描いた屏風図に大きな赤い傘が描かれている。遡れば古代エジプトの壁画にもあり、これは貴人を陽射しから遮る日傘として使われてきた。日本には平安時代に中国から伝わったとされ、やがて和紙や竹で番傘、蛇の目傘、日傘などが江
この世にこんな旨いものが!
2024年11月 4日
十九の時、彼の故郷の家に遊びに行った。大学生になり初めて付き合った彼だった。結婚の約束もしていないのに何故そんな敷居の高い場所へのこのこ出かけて行ったのか、今でも思い出せない。彼はオープンな人だったので仲良し家族に紹介したいと、ただ軽い気
名優・西田敏行さん
2024年10月28日
10月17日、トップニュースで「俳優の西田敏行さん死去」と知った。夕方のテレビでは76歳で亡くなった西田さんを悼む声が次々と報じられた。 中国外務省の毛報道官は「西田さんは中日両国民に愛される芸術家。
たたみ・・
2024年10月21日
畳の始りは縄文時代の筵(むしろ)のような物に遡り、弥生時代の遺物でイ草の織物が出土している。また正倉院に現存する最古の畳があり、本来は畳める物とか、折り重ねる敷物が畳の意味だそうな。平安時代には芯となる畳床に、畳表と縁を縫い付けた本格的な
シューズスタジオ サカイ
2024年10月14日
靴の手入れをお願いしようと思い、帯広鉄南地区グリーンベルトに面しているそこは、隣の建物との間1.5m幅くらいのところを入ってゆく。なんだか隠れ家風的な場所みたいな気がするところで、昔ぼくが西新宿にいたころの裏通りみたいな雰囲気がする所で、
老いを生きる
2024年10月 7日
父は今年米寿を迎えた。母が他界してから暫く一人暮らしをしていたが、持病のため毎日の見守りが必要になり、サービス付き高齢者向け住宅に引っ越した。略してサ高住である。私は一緒に住んでもいいよととりあえず提案はした。しかし仕事を持っているので日
小さな親切
2024年9月30日
昼食の時間が迫っていた。回転寿司店の道路側に「かきフェア」という幟(のぼり)が並んでいた。「牡蠣(かき)は亜鉛が豊富だ」。私の体が亜鉛を欲していた。その回転寿司の駐車場に車を停めた。 すると、トイレに行きたくなった。我慢すると便秘になるの
縁・無心で臨めば
2024年9月23日
NHKのEテレで異なる分野で活躍する二人の達人をゲストに招き対談する人気の〝スイッチインタビュー〟を観た。プロレスラー・アントニオ猪木氏と天才脳外科医・天野篤先生の対談が再放映され、道を極めた話に私は感動した。 私は猪木さんを四十五年前に
絆・・
2024年9月16日
江戸後期の戯作者、曲亭馬琴/滝沢馬琴が著した『南総里見八犬伝』は、我が国最長篇の伝奇小説と謳われ、不思議な絆で結ばれた八人の若者が活躍する波乱万丈の物語として、江戸の庶民に絶大な人気で迎えられた。この本を初めて読んだのは、小学生の頃に従兄