えげつない新語
2021年10月 4日
夜も更けて、録画した『ヒロシのぼっちキャンプ』を見る日がある。自然の画像と、言葉足らずのヒロシのぼそっとした話は、就寝モードに入るにはいい感じの時間を提供してくれる。 ヒロシもアラフィフ。じき五十を迎える彼が、ある時叫んだ。「うわー、エゲ
そして、今がある
2021年9月27日
断捨離をしていると、文章教室の修了証書と課題作品が出てきた。 それはNHK学園の通信教育「基礎と実践コース」で一年間添削を受けていた。私が38歳の時だった。「空間の旅と時間の旅」と題した自作の課題文を読んでみた。 「韓国旅行へ行ってきまし
結ぶ・・
2021年9月20日
子どもの頃、家に戻ると郵便受けを覗くのが楽しみだった。それは今も変わらない。 誰かの便りや購読誌と会報など届くのが待ち遠しく、赤いバイクが家の前を通り過ぎてしまうとガッカリして、バイクの止まる音を耳にするとワクワク感を覚えた。 手紙を出す
深刻なこと
2021年9月13日
人は人生において様々な出来事があるが、大変なことだと身に応えてならない。人間関係、仕事、何らかの事故ほか、人それぞれであるけれど、いちばん辛くて大変で深刻なことといったらなんだろう。 自分としては命に関わる健康問題ではないかという気がする
生きる権利
2021年9月 6日
心理学の応用だという。人の心を読んだり、錯視や誤認へと誘うテクニックを使う人がいる。メンタリストと呼ばれるらしい。対象者のほんのわずかな反応を見逃さず、蓄積された心理学の情報を基に分析する、極めて頭脳明晰なパフォーマーだ。 メンタリストの
恩返しを逸して
2021年8月30日
「友情とは、小さな親切をしてやり、お返しに大きな親切を受け取ろうとして結ぶ契約である」 モンテスキュー(フランスの18世紀前半の哲学者)は、友情を冷めた視点でとらえている。確かに誰もが見返りを求めて、親切にしている場合が多い。人間関係はギ
おぐし・・
2021年8月23日
この夏は、曇るとジメジメした湿気が身体中に纏わりつき、青空の爽快感どころではない強い暑さに見舞われ、気温は連日30度を超えた。 歳を重ね髪に白いものが目立つが、幸いにも地毛を保ちフワッとした髪形をしてきたところ、汗っかきの私は外を歩く度に
憂鬱な日々
2021年8月 9日
世の中にはいろんな人がいる。人それぞれについてあれこれと感じるのだ。ああいう人がどうしてそうなのか。そんな人がいるのかそういうことでいいのかな。こないだのあのことについて思う事があるなどと...。すると、人のことじゃないんだよアンタはどう
モデルナ一回目
2021年8月 2日
やっと私の番が回ってきた。コロナワクチン接種。 福祉系従事者の優先接種枠を利用して、腰を低くして第一回目の接種を受けさせてもらった。かかりつけ医のない私は、札幌市に設置された大規模接種会場に行く。大規模という名称に混沌としたイメージを抱い
営業力
2021年7月26日
数年前のラジオで、作詞家のなかにし礼氏が「作詞の仕事で営業をしたことがない」と述べていた。流行歌のヒットメーカーだから注文が次々と殺到したからだろうと解釈した。 話しをさらに聞いていると、そうではない。仕事の営業にまわれば、力関係が相手側