またね・・
2021年7月19日
子どもの頃、夏になると葉生姜がちゃぶ台を飾っていた。生味噌を付けてかじると、辛味も程よく風味があり、夏が来たと感じるのだった。東京の谷中で栽培され、江戸っ子に人気があったそうで、関東生れの私には谷中生姜の名で馴染み深い。 数年前、札幌駅に
凄腕の女医
2021年7月12日
以前、大腸内の潜血を調べるキットを関係機関に送ったところ後日ハガキが届き、〈陽性〉とあって驚いた。気の弱いぼくはオロオロし、行き付けの病院へ行くと診療は終わっていたが、看護師がいてそのうちの一人にハガキを見せたら、彼女は、 「今日は終了し
あの日の教訓
2021年7月 5日
ハンカチ・ティッシュは持っているか。手の爪は伸びていないか。チェックするのが小学校の保健衛生係の仕事だった。週に二~三日、朝の会の前に抜き打ちで調べる。毎朝やればいいものを、抜き打ちというのが意地悪でいやらしい。でも週何度もやれば抜き打ち
百年前に...
2021年6月28日
コロナ感染の終息はいつなのか?そんな思いが頭をよぎる。すると過去の歴史においてどうだったのか。百年前に世界中を荒らしまくった「スペイン風邪」へと意識がさかのぼる。 まさに歴史から学ぶことになる。 1918年から約4年間、それは第一次世界
ゆるむ・・
2021年6月21日
毎年訪れている東京や京都では、博物館や美術館で開催される特別展と歌舞伎やコンサートにも足を運んでいた。これが中止や延期されたことで、必然的に飛行機に乗らなくなり、かれこれ1年半が過ぎようとする。最近はテレビの映像などで、空港のロビーや搭乗
名門「佐藤ほねつぎ院」
2021年6月14日
光南小学校時代の同級生にほねつぎの息子で幸宏がいた。どこか温和しく真面目で親しみもある。当時彼の家へ遊びに行ったことがあり、家といっても治療院と住宅が一緒のかなり大きな敷地で、全体にL型のような建物だった。仲通側が院の入り口である。入って
ちゃんと読んでください
2021年6月 7日
好きな人はいないだろう。胃カメラ検査。 先日、二年ぶりとなる健康診断に行った。昨年はコロナが心配で一回パス。受診者が減っているせいかすぐさま予約が取れた。 空腹の朝一番で受付を済ませ、書類が入ったクリアファイルを片手に病院内あちこちスリッ
巣ごもり生活
2021年5月31日
5月の連休後、コロナ感染が増えてきて、北海道も国による緊急事態措置の対象になった。5月16日から31日まで原則公共施設を閉鎖している。 町の図書館も休館しているので、返却ポストに数冊の本を入れると、いつも世話になっている司書のNさんが通り
笑顔・・
2021年5月24日
幼い日、歯医者で白い布に覆われた顔が目の前に迫ってくると怖かった。治療が終わりマスクを外した先生の笑顔を見てホッとした覚えがある。 日ごろ風邪で咳が止まらないとき以外は使うことのないマスクが、まさか生活の一部になろうとは想像だにしなかった
異界への旅
2021年5月17日
道の駅に寄ることがある。たいていトイレ使用だが、仕事で廻っているせいか飲食や買い物をすることはあまりない。ま、遠出のドライブなどでちょっと寄れば息抜きになるかも知れないが。しかし何かしっくりしないのは仕事中とか生活を引っ張っているからだろ