昭和の歌
2021年2月22日
作詞家で作家のなかにし礼さんの訃報を知り呆然となった。昭和のヒットメーカーと言われ、私にとっては敬い共感する存在だった。 自伝本によると63年に新婚旅行の伊豆下田のホテルで、声をかけてきたのが映画ロケに来ていた人気俳優の石原裕次郎。礼さん
あおぞら・・
2021年2月15日
晴れ間を見計らい家の前を除雪するのが日課となった。年末から比較的軽い雪で足腰への負担も少ない。だが、これから水を含んだ重たい雪に変わる。 朝方に目が覚めると先ず窓のカーテーンを開ける。そこは一面の白さで覆われているのだが、ニュースで岩見沢
初冬の空の下で
2021年2月 8日
初冬を迎えて寒さが身に染みる。取引先への支払いで銀行へ振り込みに行く。ATMで済ませて外へ出ると、近くに住んでいたKのことを思い出す。水色の空の下で吹き荒れる寒風に悲しみを感じてならない。 同い年の彼は個性が強い男で、どことなく生きてゆく
思い出のスクリーン
2021年2月 1日
六十年も生きていると思い出の引き出しも数多くありすぎて、目の前の雑事に翻弄されている間は、開けることすらままならない。しかし、何かのきっかけでふと遠い昔を懐かしむスイッチが入ることがある。苦い思い出に気持がざわつくこともあれば、ふんわりと
キーボード・・
2021年1月25日
パソコンが壊れ修理に出したことから、原稿やラジオの構成表は手書きを余儀なくされた。ところが、いざ始めてみると、漢字はこれで良かったのか、送り仮名がはて、どうだったなどと迷うことに・・。さらに困ったことには、書く字数がはみ出してしまう。おま
スーツを注文すること
2021年1月18日
スーツの製作タイプには既製服とイージーオーダーと注文洋服があってそれぞれ個性があり、どれを選択するかは客の思いによって決まる。 テーラーの注文洋服は高価ではある。生地が決まったら、採寸して仮縫いを作る。それを客に着せて過不足を確認した後に
めんそ~れは改めて
2021年1月11日
昨年はコロナ自粛生活で終わってしまった。長いようであっという間だった。歴史に残る禍に侵された一年間、生きていただけでありがたいと思わずにいられない。 感謝しつつも、自分に課した品行方正な自粛というストレスが私を狂わせ、傍若無人にも悪あがき
キウイ・・
2020年12月21日
これまで、毎朝快調に済ませていたのが、1年ほど前のある日、お腹が張ってきた。それが1日過ぎ2日過ぎても一向に気配はなく、モンモンとした〝ふんづまり〟の状態に陥った。 人から聞いた話に、こんなときの座る姿勢は、ロダンの〝考える人〟がよいとあ
神様お願い致します
2020年12月14日
親神様とは、天地創造されて最後に人を創られた御存在である。なのに「神様って見たことあるのか」などと一笑に付す者が多い。実は人間界とは違ってあまりにも高次元界にいるためにまみえることなど絶対にない。そして神様の世界というものは清明正直にして
日常
2020年12月 7日
忘年会シーズン到来。コロナウイルスさえ存在しなければ、賑やかで華やかで気ぜわしい師走のはずだっただろう。 この一年を振り返っても、何をやっていたのかよく思い出せない。2月末の北海道緊急事態宣言以降、マスクを手放せず、衛生面で気を配り過ぎる