
バス旅、八十代
2019年12月 2日
久しぶりに二日続きの休みが取れたので、日帰りのバス旅行に参加した。支笏湖畔のホテルのビュッフェランチと温泉入浴が一番の目玉。日頃たまりにたまった疲労を癒すにはこれしかない。一週間前からカウントダウンをしつつその日を待ちわびた。 朝から快晴

読者からの手紙
2019年11月25日
10月20日に静岡県の「沼津朝日新聞」に私の寄稿文が載った。新刊「オベリベリのほとりで」の拙著を手前味噌ながら自己紹介するものだった。新刊は数年にわたり十勝開拓史を調べて書き上げた苦心作だった。 4月に「北海道新聞」と「十勝毎日新聞」に新

友よ・・
2019年11月18日
チケットの購入がWebでの抽選方式となり、人気の公演は即日完売が多い。「レ・ミゼラブル」も抽選に漏れたが、追加公演で素晴らしいステージを堪能する。先ごろの立川談春独演会でも、追加公演をかろうじてゲットした。 昭和40年、小田原で5本の指に
寂しき日々
2019年11月11日
昨秋、大手病院で入院手術をして18日間過ごした。病室も食事も素っ気ない。4人部屋で仕切りは白無地ぺラペラのカーテンでプライバシーガードなのだが、閉めると暗くて陰気でしょうがない。寝具も軽い掛け蒲団だけでは寒いので、家から持参したタオルケッ

食い物の恨み
2019年11月 4日
亡き母は料理が上手だった。自分でも作るが食べ歩きも好きだった。父が定年近くまで時々単身赴任をしていたが、その間一人で店の開拓にいそしんでいたらしい。「あんかけ焼きそばの美味しい店はここ」「家族の会食なら個室もあるあの海鮮の店がいいわ」 ネ

釣り友
2019年10月28日
子どもの頃、近くの川で釣りをしていた。陽に焼けた顔の少年だった。その私が社会に出てからオフィスでデスクワークが続いていた。魚釣りから遠ざかっていた。 そんな私が20年前から釣り道具をそろえて釣りを始めた。十勝に遊びに来る東京の釣り人を案内

下り坂・・
2019年10月21日
中国の孟子の言葉に、直接の教えは受けないものの、密かにその人を師と敬い学ぶことを「私淑」とあった。私が師と仰ぐのは作家の池波正太郎。50年ほど前、「鬼平犯科帳」を読んだ途端に惹かれ、全ての作品を追いかけ、亡くなられた後に出版された全集にあ
チームナックスの役者たち
2019年10月14日
北海道には北海道の風土と文化があり、それに沿って歴史が創られていっただろう。そしてまた歴史の始まりとは衝撃や肌理の粗さなどがあるのではないか。 北海道におけるテレビ放送局はいくつかあって、過去には報道や地域の特集などとは別に深夜においてバ

少女の演説
2019年10月 7日
16歳にして環境活動家。一躍有名になったスウェーデンのグレタ・トゥーンベリさん。先般、国連気候行動サミットでの怒りの演説に関して、日本でも賛否両論の声が上がった。彼女の演説は大人たちへの忠告だった。利益のために地球を破壊しようとしてい

講演の旅
2019年9月30日
とかちプラザで9月22日に講演会を開いた。「オベリベリのほとりで」を今年の春に刊行して販促になればと苦手な講演を企画した。「ザ・本屋さん」の主催で実現した。 話す内容をパソコン画像にまとめてプロジェクターで投影した。50分の講話は