ホッコリ・・
2019年6月17日
春先から家の周りで2羽のスズメが飛び交う。口ばしに何かを咥え、向かいの家で使っていない換気口に頻繁と出入りをしていた。そこを見上げると藁くずのようなものが隙間に見える。巣作りのようだ。やがて私の部屋の窓から、陽ざしの中にチュチュと聞こ
サマーカジュアルスーツ
2019年6月10日
夏は燃えるような輝くような弾む季節であって、スーツもサマーカジュアル的なスタイルで着こなさなくてはならない。TPOもあるが、いつまでもビジネススーツばかりでは息が詰まってしまいかねない。自らの世界を演出してゆくにあたっての準備が必要で
あなたは国の代表です
2019年6月 3日
記録に残る猛暑もあったけれど、札幌は観光シーズンがスタートし、連日大型バスがテレビ塔付近を行き来している。 過日大通り公園等で開催された『さっぽろライラックまつり』は大盛況で幕を下ろした。私の勤める福祉施設でも三日間販売会をさせて
オベリベリのほとりで
2019年5月27日
昨年の私の課題は老朽化した家の中の片付けと、ライフワークの鈴木銃太郎の生涯を書くことだった。 だが、急ぐべき家の断捨離はあまり進まず、銃太郎の記録を調べることに熱中しだした。夏の暑い日は外に出るのを控えてエアコンの部屋に引きこもり
赴任・・
2019年5月20日
私が住んだ所は転勤先を含め数か所ある。歳月が流れそれぞれの風景に懐かしさを覚えるようになった。 天気予報で見知った地名を見ると、「暑そうだ、あの人は元気だろうか」とつぶやき、逆に「連日の雪マーク、大変だろうな」と思ってくれる人も少
44年ぶりの再会
2019年5月13日
今年は全国的に寒い春で、4月なのに東京も肌寒かった。その日、かつて東京時代の会社仲間であるマツザワ君と共に北千住駅に着いた。待ち合わせの44年ぶりに会う彼はどこにいるのかと探し回る。マツザワが右往左往しつつ彼と携帯で話しながら一緒にあ
令和が花開く
2019年5月 6日
「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉をひらき、蘭は珮後の香を薫らす」 新元号で一躍世に知れた万葉集の梅花の歌。令和は六四五年の大化から数えて二四八番目の元号であるという。中国がへそを曲げようが、国書から典拠されたことで
パン屋にて
2019年4月22日
時々帯広へ出る用事がある。 時間に余裕ができ、少し小腹が空いた時などは「有名な某パン店」に寄ることがある。3個ほど買うが、時には訪問先への手みやげにもする。 いつも店内が混んでいる。トレイにパンを乗せレジで会計を済ませると、窓
愛でる・・
2019年4月15日
春になると思い出すのは、小学校の教科書に載った〝さいた さいた さくらが さいた〟である。校舎が小田原城二の丸跡に建ち、入学式でお堀に映える石垣の桜を眺めた日は、半世紀以上も前のことだ。 社会人として最初の勤務地は東京になった。4
懐かしい友人に会う
2019年4月 8日
東京には若かりし頃に短かったが住んでいたことがあり、今でも年に1、2回は上京している。ある日、ふとしたことで東京時代に働いていた紳士服製造会社の同僚の一人であるナイトウ氏と連絡が通じて懐かしさが込み上げ、会うことになった。彼は携帯で、