春の面接
2019年4月 1日
世の中人手不足が深刻な問題となっている。 私の勤める福祉事業所でも年明け早々職員を募集していたが、全く動きが無かった。特に調理員のパートの求人。週2~3日、一日4時間程度。調理資格のない普通の主婦で結構。昼過ぎまでの時間をちょっと
時代おくれ
2019年3月25日
この1年ほど、わが郷土の開拓先駆者、鈴木銃太郎について書いていた。小説というよりノンフィクションに近いかもしれない。 原稿用紙換算で370枚に達していた。史料を読み込んで、文章を練って、削って加えた。完成も近いはずとゴールを意識す
A型・・
2019年3月18日
今でこそ大柄な私だが、生まれた時は標準より小さくいわゆる未熟児だったようだ。まだ保育器は普及されておらず、「A型の血液を探した」と二親から聞いている。母方の祖母は「孫の中で、お前にワタシの血が一番濃く流れているんだよ」と輸血したことが
「お福」で蕎麦をいただく
2019年3月11日
厳しい冬が終わって気持ちに少し温みが出てきている。春とはいえ、十勝はまだ肌寒い日々がつづいてはいるけれど、冷涼の大空の下では徐々に本来の春へと向かっているのだ。極寒の日々から解き離れた分、静かな温かさが見えている。 蕎麦を食べに行
一度失った信用は
2019年3月 4日
瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず。 瓜の畑の中で靴を履きなおすと瓜を盗んでいるのでは?李(すもも)の木の下で冠を被り直せば、李を盗んでいるのではないか?と、疑わしい行為はするものではないということわざだ。初めて母に教えてもらったこ
卒業式のあとで
2019年2月25日
ジャニーズ事務所に所属するタレント(才能人)たちの中には、まれに苦労人がいる。 ――アイドルに極貧時代があったなんて……、と母子家庭のTやひもじい生活のNの過去を知って驚いた。 アイドル顔でもなく若
スコップ君・・
2019年2月18日
初めて雪に触れたのは、箱根山から下りてくる風花であり、丹沢山麓にあった母方の里に泊った朝、庭先に作られた小さな雪うさぎが記憶に遺る。それが毎日雪と関わるようになるとは思いもよらなかった。 終の棲家を北国で構えたことから雪との付き合
光と影の写真
2019年2月11日
ファッションビジネスの世界は当然のこと洒落者達がいる世界で、ぼくはスーツ製造会社のTに勤めていた。自分のスーツデザインくらいは自ら行い、ショルダーライン、ラペル、ウェストラインなどとドローイングする。パターンを起こし、生地をカッテイン
猿の惑星へと?
2019年2月 4日
朝の出勤前、目に入ったテレビ番組の情報。子供を叱れない親が増えているという特集だった。ある飲食店が小学生未満の子供の入店お断りに踏み切った。食事中の子供のマナーが悪く、しかも注意をしない親にほとほと嫌気がさしたらしい。提供した料理に「
さらに・・
2019年1月28日
50数年前、ラジオから流れてくる欧米のポップス音楽は、日本語でもカバーされるほどの人気を博していた。後にオールディーズと称され、CMのBGMで使われることもあり、そのメロディーを耳にすると懐かしさがこみ上げる世代も少なくない。 中