
遠い夢、近い夢
2017年5月29日
小説か自叙伝かわからないが、世間には「本を出したい」という人がいる。 その人の努力によって夢は実現すると信じたいが、文学で一角の才能を発揮するのは難度が高い。 私も30代で小説新人賞に必死に応募したが「小説現代」など2作ほど2

ヨーイヤァサ~
2017年5月22日
朝の9時、京阪七条駅から三十三間堂方向へ歩く。桜の咲き誇る京都だが風は冷たい。国立博物館の開門を待つ列にKOIOI氏の姿があった。氏は名古屋に赴任していた時の上司だが、単身者同士として話をする機会も多く、私のハンドルネーム「平次親分」
小学校時代
2017年5月15日
ぼくの家から東へ1丁ほど行くと「帯広市立光南小学校」がある。1学年5クラス、全体で30クラスほどある。ぼくは耳が少し遠いために、席は6年間通していちばん前だった。 1年生のある日の国語の授業中。佐藤幸吉先生が「教科書を読んでみなさ

ありんす
2017年5月 8日
歴史小説は苦手だ。時代劇ドラマもあまり見たことはない。大方が権力物語、あるいは捕り物帖、将軍の妻や側室に焦点が当てられている、というのが歴史音痴の私の私見。それでも過去に池波正太郎の藤枝梅安シリーズに熱中したこともある。 ある日、

再 会
2017年4月24日
浅田真央さんがフィギュアスケート競技から引退するとテレビが騒がしく報じている朝、私の胸を占めていたのは別のことだった。昼に高校時代の男友だち3人で食事し、楽しい話が聞ける期待で心がときめいていた。 春の陽光を浴びて、駐車場に車を停

明るさ・・
2017年4月17日
人と接する業種のシステム化とマニュアル化が著しい。飲食店や食堂での券売機、シネコンは自動発券機も増えていた。病院は自動受付機でカードを差し込めば済む。CDやDVDのレンタルショップで、店員の説明が縦板に水を流したような喋りで付いて行け
社会が人間を作っている
2017年4月10日
早春の夕暮れ時、久し振りに街へ向かって歩いてゆく。風が少し吹き荒れて冷たい。その冷たさにいつものように自分という人間のしょうもなさが曝されているようでイヤだなと思う。 街へは飲みに行くのだ。飲むといったってせいぜいビール1本に日本

健康診断
2017年4月 3日
年に一度の健康診断。今年も受けた。病気の早期発見早期治療のために受ける検診ではあるが、検診前の精神的重圧感は逆に身体に悪い。何が嫌かといってあのバリウム検査と検便である。採便は検査日から4日以内に日を変えて2回となっている。採便作業自

生涯学習
2017年3月27日
デザインの自営を少しと本の編集も並行し、さらに新聞記事も書いて忙しい今の私には、新しい仕事を探す必要がない。もう履歴書を書く機会はないだろうと思う。 履歴の枠からはみ出してしまうほど転職をくり返し、学びも多かった。まさに生涯学習の

紡ぐ・・
2017年3月20日
義母の入院先で駐車場を利用している。何回目かで係員に顔を覚えて貰えた。もしかすると、顔より車種やナンバーの方が先かも知れない。最初は挨拶だけだったが、家人が病室に行っている間、言葉を交わすようになった。 話をする中に、時間帯とか曜