孤独のグルメ
2016年2月 1日
食を楽しめるというのはいい。なにより健康であることの証であるし、美味しいと感じている時間、人は苛立ちやストレスから解放される。気の置けない人との楽しい会食であれば何を食べるかなど結構気にならないものだ。大皿を囲んでワイワイ盛り上がった
迷う・・
2016年1月25日
大掃除をしていると数十年前のノートが出てきた。丁寧に書かれた文字に一瞬、誰が書いたもの!?と首を傾げた。しかし紛れもない自分の持ち物だった。 子どもの頃から脇に国語辞典や漢和辞典を置き、書いては消し、消してはまた書くことを繰り返し
極寒の冬の寝起きは楽しい
2016年1月18日
凍える冬の夜、寝る時間なので電気をすべてスイッチオフにする。うちは出かける時や寝る時は、ガス、ストーブ、水道、照明など必ず指差し確認してゆく。 そして、しんじょに入る。さむっ! 蒲団をはぐって被る。 (ううっ、冷てぇ&hell
隣の席の人
2016年1月11日
申年、あなたにとっていい一年になりますように。 初日の出に手を合わせ今年の抱負を心に願ったでしょうか?もう忘れてしまった?私は今年、一年のスパンで考えず、毎月仕事に精を出し、月ごとに自分にご褒美をあげることにした。こういう心境に至
一枚から・・
2015年12月21日
オークションで入手したレコードの「南総里見八犬伝音頭」を聴く。ジャケットには、頬杖を突いたやさしい面立ちの少年。唄っている松永有生(ゆうき)君の透き通ったボーイソプラノのような声に、一瞬女の子かと聞き間違える。昭和57(1982)年の
12月だ
2015年12月14日
クソクラエだという気分が温泉の湯気みたいにもわぁっと湧き立っているような感じがしている。セイジョーな神経だからそうなるのだ。 セイジカが、カンリョーが、さまざまな目論見によって仕組みをつくって国民を働かせている。だいたいが人間は、
師走
2015年12月 7日
今年も残すところあとわずか。師走に限ってなぜこうも時間は早く過ぎていくのだろう。師走の語源は諸説あるが、正確なところは解らないらしい。「十二月は師匠の僧が経をあげるためにあちこち走り回る。〝師が走る〟からきている」というのが一般的に知
「伊豆の踊子」の里
2015年11月30日
伊豆旅行が決まってから、旅の計画を立てた。その伊豆の旅に大島を加えた。 大島の波浮港は「伊豆の踊り子」の里だという。観光ガイドブックで紹介されていた。旅行へゆく直前に「伊豆の踊り子」のDVDを観た。学生が高橋英樹で踊り子が吉永小
中伊豆で
2015年11月23日
伊豆の旅はつづいていた。 10月10日、熱海からJRに乗り、2時すぎに三島に着くと駅の外に出た。携帯を手に持ち、初対面の原さんにつないだ。「私は駅の外です」と伝えた。駅から携帯を耳にあてて出てきた男性がいた。「原さんですか?」と声
東京銀座・・・
2015年11月16日
入社して二つ目の事業所は、東京の亀戸であった。日本の経済成長が安定期に入った昭和50年代、世の中が明るく社内も活気に満ち、下町人情に触れた日々は、ひとしお懐かしさを感じていた。 夏の初め、その時の仲間から社友会の案内を受ける。当時