冬の日々、人と文
2015年3月 9日
生きていていちばん疲れることは、人と関わることである。自分が至らないせいで異なタイプの人間に辟易してしまう。金魚自身はどうなのかは知らないが、まるで水面で口をパクパクしているような気がしてならない。とにかく器用でないし上手くこなせない
出会いと別れ
2015年3月 2日
行かないと決めていたペットショップだったのに、何がそうさせたのか会社帰りふらっと入ってしまった。ケージの中の犬、猫の赤ちゃんたち。ガラス越しに目が合うとじっと見つめてくる。声をかけてくる店員さんには愛想のない顔をして、一通り見て回ると
札幌で
2015年2月23日
このところ札幌へゆくことがあっても札幌ドームで野球観戦して帰るだけだった。したがって駅で降りて地下街や、すすきのを歩くことがなかった。 1月31日に、久しぶりでJRに乗って札幌へゆくことになった。午前9時発とかち4号は11時半に着
通う・・
2015年2月16日
地下鉄に乗ると大半の人は下を向いて画面を弄っている。まして東阪名で朝の電車内を見回すと、一様に俯き加減・・俗に言うガラケーを出すのをためらってしまう。 利き手を痛めたこともあって、年明けにスマートフォンを選ぶ。携帯を通算して20年
マザータインデー
2015年2月 9日
テレビでバレンタインデー特集をやっていた。母上がそれを見て、食べたいと言った。そこでFデパートへ行ってきた。地下の食品売場の華々しきチョコレートコーナーは女性客でごった返しているではないか。 (来るんでなかったな、別の日にすればよ
物語の世界
2015年2月 2日
私が子供だった頃、今のように携帯電話もネットもゲームも無い時代。テレビも一家に一台が普通で、夜ともなればチャンネルは家長である父親が主導権を持つ。自室での娯楽といえば読書かラジオくらいのもの。小学校高学年ぐらいから周りには読書好きの友
つくる・・
2015年1月26日
かつて、人前で話をすると動悸が高まり冷や汗が流れてきた。プリントやテキストがあればまだしも、手元に何もないとその緊張度は頂点に達していく。解消法として、黒板や模造紙をツールにしたこともあった。 後にオーバーヘッドプロジェクターが導
天変地異の世
2015年1月19日
テレビのスイッチを入れると、社会は負の出来事にあふれていた。 不平不満が湯水のごとく溢れ、自意識過剰を通り越して異常な犯罪も多くなってきている。また政治家は、論理というおもちゃを駆使して終始国民の生活と安全を脅かしている。社会もそ
新年の風景
2015年1月13日
いつもと変わりなく日が昇り沈む一日なのに、元旦の朝は違う。新たな一年が始まったというすがすがしい気持ちと、また一つ年を取るのかというしみじみとした感情。誰もが抱くであろう、そして年を重ねる分その思いが強くなっていくはず。 今年の三
裸みこし伝説
2014年12月22日
暮れになると思い出す。「元旦0時めむろ発裸みこし」。10年前に終了した芽室の大イベントだった。 大晦日の午後9時ころから会場に集まり、白い又びきを履き腹をさらしで巻いて、白足袋で干支みこしを担いだ。除夜の鐘を合図に街を練り歩く行事