命がけの朝食
2014年10月 6日
法事で小樽に行った。市内のホテルに親族が集まって一泊した。夜はホテル内のレストランの個室で和洋の創作料理を堪能。久しぶりに揃った親族は話が尽きることなく、ディナーの後も場を移して遅くまで酒を酌み交わしていた。 翌朝食欲などあろうは
おもてなし
2014年9月29日
私が持ち歩くかばんの中に「吉田様」という宛名の茶封筒が入っている。これは1年ほど前に温泉フロントで接客していた時、自分に届いたものである。 ある日、職場の鍵のかかるひきだしに、私宛の封筒が入っていると同僚が気付いた。いつ?、誰が?
まかない飯
2014年9月22日
私の知る範囲で読書家として思い浮かぶ人物は草森紳一氏で、東京のマンションで3万冊の本に埋もれて、2008年3月19日に亡くなった。わが敬い私淑する知の巨人である。 残された蔵書は東中音更小学校へ引っ越し、一部は帯広大谷短期大学の「
湧く・・
2014年9月15日
完成して3年後に消え去った安土城は、お城ファンのみならず歴史好きなら一度は訪れたい聖地であろう。先年、念願叶い安土山に登って来た。城址には織田信長公本廟と総見寺が建っている。 戦国時代をテーマにした歌を出している浜松の浜北弘二さん
セールスという仕事
2014年9月 8日
何かの商品を販売するにはいろんな方法があり、そして外交販売というスタイルもある。 売り手と買い手という相関関係が成立することで経済が成り立つ。戦後の日本は、企業の多大なる販売戦略によって活性化し発展していった。同時に社会というもの
演じる人々
2014年9月 1日
久しぶりに演劇を観に行った。札幌には数多くの劇団があり毎月何かしらの公演がある。もっと足を運びたいのだが狭い劇場の椅子は固くて辛い。背もたれの無いベンチシートで隣人と接近して座る場合は自由に身体も動かせず熱気だけがムンムン。体力的に余
聴く・・
2014年8月25日
先ごろ、「男はつらいよ~寅さん名場面集」と題される3枚のCDがクラウンレーベルからリリースされた。永らくレコードが廃盤のままで、オークションに出るとそれなりの値段が付いていた。 寅さんのシリーズが流行った40年ほど前は、まだビデオ
黄色い大きな鳥
2014年8月11日
7月下旬、数年振りに車で日本海へ向かった、目的地へ行こうとするその行為は何故かどことなく誕生や破壊とか再生というイメージにも似ている。場所は石狩管内浜益村毘砂別の高台にある岩場の海遊広場で、4時間もかかる。 そこでなきゃならない特
必要な物は
2014年8月 4日
昨年地下鉄駅に近いマンションに移った時、車を処分した。引っ越しする前は交通の便の悪い場所に住んでいたので車は必需品。どこへ行くにも何をするにも車が無ければ生活できなかった。毎日私の生活を助けてくれるパートナーだった愛車を手放すのは悲し
下北沢で
2014年7月28日
温泉に入って、気分よく出てきた。ロビーの椅子に腰かけ、何気なくマガジンラックの雑誌を手にした。 「週刊現代」の巻頭グラビアに目が止まった。「昭和スターが愛した店」。俳優の松田優作が週に4回は通っていたというバー「LADY JAN