探る・・
2014年7月22日
6月5日、京都からJR湖西線に乗り近江高島に着く。駅から山裾へ5分程歩き、織田信長の甥で大溝城を領した信澄が建てた大善寺を訪ねる。 文献に信澄の記述は乏しい。本能寺の変から3日後の6月5日、駐留先の大坂城千貫櫓で、明智光秀の謀反に
何の楽しみがあるの
2014年7月14日
さきおととしの秋、体内に病巣が発見され、主治医から言われて酒類を飲まなくなった。良性だったことで手術後問題もなく順調にきている。しかし気持ちの中では、本当に飲んではいけないのかななどとあれこれ考えてもいるのだった。 何人かの人から
心鎮める
2014年7月 7日
毎年カレンダーを7月に変える時「ああ、今年も半分が過ぎてしまった」と思うのは私だけではないだろう。先日行きつけの中華の店で生ビールを一杯飲んだ後ふと思い付き、その足で百円ショップへ行き写経のテキストと筆ペンを買って帰った。 思えば
自然の恵み
2014年6月30日
初夏の早朝、アウトドアの服装で私は車に乗った。町から郊外への踏切を越えて脇道に車を停めた。向かう先はふきの群生地だ。ここは誰の土地かと自問する。線路沿いなので、JR北海道様の所有地だろう。「ふきを頂戴します」とつぶやく。 ふきは蕗
サッカー熱中派
2014年6月23日
日曜日の朝、買い物を頼まれた。妻は「開店はいつもの9時ではなく8時30分になっているから」と念をおした。私は瞬時に「10時からサッカーがあるからだ」というと、妻は首をかしげた。 私はW杯テレビ観戦するために、買い物は早めに終わらせ
3倍・・
2014年6月16日
卓越した力やライバル関係を例える言葉に、御三家がある。最近の本で、徳川家康が木曽川・紀ノ川・那珂川など川筋だけでなく、背後にある木曽・紀州・北関東の山林を押さえるために御三家を創設し、産業と物流を発達させたという斬新な見解があった。世
威厳への試み
2014年6月 9日
近年、テレビで時代劇をあまり見かけなくなっている。勧善懲悪物であろうとマンネリだろうと、日本人だから当然のごとく受け入れているし、何よりも現代物のクダラナイドラマなんか問題ではないのだ。演じているとはいえ、時代劇における人との関わり方
とても産めない
2014年6月 2日
先日ある組織の名前を初めて知った。日本創成会議・人口減少問題検討分科会。国の在り方を議論する民間研究機関で、産業界や学界の有識者で構成されるとのこと。その団体が二〇四〇年全国の八九六の自治体が消滅する可能性があるとの推計を出した。子供
遥か・・
2014年5月26日
地図を広げ、なぜそこに大坂城があるか、仁徳陵がどうして出来たかなど、山や川を俯瞰した視点で捉える「地形から読み解く日本の歴史」というユニークなムック本を見つけた。 モーターパラグライダーを操り、桜や紅葉の大地を鳥の目で撮影する多胡
ぼくの街中でのエートス(居姿)
2014年5月19日
十勝平野の中心地でもある帯広は、ワシントン市に倣って碁盤目のように造られた町で、整然とした街並みではある。人々が集まる街には、その環境においてさまざまな人間の想いや営みがあふれて文化がつくられてゆく、と思う。 人という存在の大きさ