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エッセイSP(スペシャル)

初夏を迎えて

2012年7月17日

 起床すると、帯広の空は清々しさを感じさせるほどに薄青色が広がって金色の光がふりそそいでいた。下界から見上げるその大空はファンタジックな世界でもある。耀く光の強さに、ようやく夏らしくなってきた。  朝ごはんを食べていると、テレビで帯広

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ひとり制作部

2012年6月25日

 できれば、同じ職場に勤めて、定年を迎えるのが理想なのかもしれない。同じ工場か社屋を見て、タイムレコーダーの用紙に入退出の時間を刻印しつづける。上司や同僚たちの頭が薄くなり、白髪になるのを見ながら仕事人生を終える、それもありえた。  

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五十年・・

2012年6月18日

 昭和三十八年六月五日、一枚のレコードを買う。萌黄色のジャケットに詰襟姿。前奏だけで誰もが判り、詞を諳んじ、歌声は知らない人を数えた方が早い。  のちに文化庁が選定した「日本の歌百選」に収められ、後世へ残す日本を代表する歌となる。しか

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希望のスクリーン

2012年6月11日

 「映画」を観るのに、テレビやDVDなどでというのはぼくにとっては論外なのだ。つまり大きなスクリーンで迫力ある作品を観ることができるというのはそれほどに魅力があるわけで、たとえ壁に罅が入っていたりシートがちょっと破れたりなどがあってもそ

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馬と暮らす男

2012年5月28日

 新得へイベントの手伝いに行った。行事が終わり後片付けをした。新得に来たら、ぜひ会おうと考えていた人がいた。狩勝高原三合目で「ウエスタンビレッジサホロ」という乗馬クラブを経営するJACKだ。和名?はあるがジャックと名乗る、年齢不詳の男だ

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源氏と平家・・

2012年5月21日

 子供のころ少年少女文学全集の源平合戦に胸をワクワクさせ、源氏一族や平家一門の名前を諳んじていた。 小学校の図書館で「平家物語」を見つけ、続いて「源氏物語」を読んだところ、義経も清盛も出てこない。以来、源氏物語に手が出せなかった。

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ことばは力なり

2012年5月14日

 さる飲食店でコーヒーを飲みながらマスターと話をし、自分に病巣ができたので入院手術をする話を伝えた。  彼は、「良性だと言っているけど、開けてみたら『これはダメだ』といって手術できない場合もあるしな」と言い、そして「惜しい人をなくした

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村山由佳さんへの手紙

2012年4月23日

 作家の村山由佳さんに偶然会ったのは六年前だったろうか。新得の「ウェスタンビレッジ」にジャック及川氏を訪ねた時だ。そこに女性二人が野外乗馬を終えて顔を出した。その一人が小説家の村山さんだった。及川氏が「こちらは、新聞にコラムなどを書いて

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八雲立つ・・

2012年4月16日

 歴史が好きで最初に読んだ物語が日本神話。出雲の旅は神話の世界を身近に感じさせてくれた。このツアーで八雲町から参加されたご夫婦に知己を得た。八雲と謂えば、須佐之男命が八岐大蛇退治の後、居を構えた出雲を詠んだ日本最古の和歌が浮かぶ。  

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歩いてゆく

2012年4月 9日

 ことのほか寒い冬もいつのまにか去ってしまい、早春を迎えていた。三月半ばから日中は少し陽も強くなってきて春を感じさせるが、しかし昼をまわると空はいくぶん灰色になり、気温も下がって厳しい寒さになる。春はまだ先だった。  春分の日を過ぎた

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