「 は げ 天 」
2024年1月22日
自分は料理などたいして出来ないし、下手なのだ。せいぜい味噌汁と卵焼きぐらいか。時に外で食事をしたいなとも思う。時には高齢の母上を連れて行かなくては、どこがいいかなとちょっと考えてそして尋ねる。 「お昼だから何が食べたい? どこへ行こうか.
取締役諸氏も・・・
2023年12月11日
秋も終わりを迎え、もう12月なのだ。あらゆるショッピングセンターなどは多忙を極めている。クリスマスに年末新春大売り出しにと、さまざまな戦略戦術によって動いてゆく。世の中の発展の為にも大型店は頑張っているというこになるのだろうとは思っている
筆字の看板
2023年11月13日
字とはいったいどういうものかと考えると、あまりにも大きな世界ではないかと思っている。従ってぼく如きが語れるはずもないだろう。同時に言いたくないが、正直言って字を書けば汚いし人に見せられるものではなくどうしようもなく端っから諦めている。 し
手の姿
2023年10月 9日
注文洋服店に生まれ育って、高校卒業すると札幌へ向かった。問屋の紹介で中心街にある紳士服販売店に就職したが、二ヵ月ほどして社長が、 「家業を継ぐのであれば仕立の勉強をした方がいいのでは」 と話された。そうして紹介されたところが日本トップレベ
突然の酷暑
2023年9月11日
コロナは続いているが、制約がそれなりに解除になって人通りが多くなり、夜の飲食店街も復活して賑やかになってきた。帯広の街も本来の在りようになってきただろうか、と言いたいが...。 7月下旬になって突然に酷暑がはじまったのである。そしてかつて
栄光のシマベ服装研究所
2023年8月21日
長いこと札幌のシマベ先生にお会いしていなかったが、懐かしさ故にある日思い立って電話をお掛けした。 「近々お伺い致したいと思います」 「うちに泊まりなさい。どこかで飲みながら話しよう」 ぼくは19の時にご縁あって、当時北大の側北17条西6丁
幕別のフミエさん
2023年7月10日
六月初め頃のある日。十勝管内豊頃町へ出張した帰り、幕別町相川の畑作農家フミエさんのところへ久しぶりに寄ってみた。家の横に2棟の大きなビニールハウスがあって車を止めたら、彼女はポット苗の管理をしているらしい。気付いたようで立ち上がると、反り
ウルサイオトコトイラヌオトコ
2023年6月12日
出張していた道央の然る街の居酒屋カウンターにいた。混んでいたが、ぼくの隣には男女の二人連れがいてともに50代か。その男が実によく喋っているではないか。その為に女は相槌を打ちつづけている。とにかく話しつづけていて時々間が入るなんてことがほと
水の恐ろしさ
2023年5月15日
昔、水泳指導をやっていた。夏休み期間中に帯広市ヤングセンター等で主に小学生の夏季水泳教室に指導員として参加していた。その中で遠泳教室というのがあって、豊頃町海岸線の内側にある湧洞沼で開催される。 太平洋側は砂浜だが急に深くなっていて遊泳に
身に付けること
2023年4月10日
作家のT氏にお会いしたとき、彼は歩きながら自意識過剰な声で言った。「親からもらったこの立派な身体に、安物の服なんか着せたくないな」 ぼくの耳に入ったそれはまさに正鵠を得た言葉であることに驚いてしまい、深く感じ入った。 科学の世界では人のこ