停電の夜に
2018年12月24日
師走のあわただしさの中でふと、一年をふりかえる。今年も人との出会いがあり、友とのつき合いが深まった。 そのひとりMさんの顔が浮かんできた。彼とは2年ほど前に出会った。拙著「流転・依田勉三と晩成社の人々」 を書いた私に会いたいと、
本よ、ありがとう!
2018年11月26日
「どんな本を読んでいるか言ってごらん。そうしたらあなたがわかる」これは作家の開高健氏のことばだ。 また、アップルの創始者のひとりスティブ・ジョブズ氏は著書で「優秀な人材は、その友人も優秀だ」と記していた。 人物の本質と魅力を
同窓会
2018年10月29日
イベントの同窓会が開かれるとYさんから電話があった。そのイベントは14年前の「めむろいもっ子まつり」だった。そのイベント開催日と同じ日、10月10日に同窓会を開くという。連絡先に「出席します」と電話で伝えた。 会場の嵐山荘の大広間
アメリカからのハガキ
2018年10月22日
古い手紙や写真を処分していると、サンフランシスコからのポストカードが出てきた。妻あてに私が出したものだった。何を書いたのだろうか?そう思って文面を読んでみた。 「今日はサンフランシスコにいます。日本時間で1月19日夜の12時30分
伊豆より
2018年8月27日
19日に宅配便が届いた。 静岡県松崎町の松本晴雄さんからだった。箱を開けると、鰹なまり節、乾燥ひじき、金目鯛のお茶漬け、羊羹、干しそばなどが入っていて、見るからにおいしい伊豆特産品だった。 贈りものをいただくのは嬉しいが、どこ
隣人関係
2018年7月30日
隣人と仲が悪いという話はけっこう聞くことがある。「隣の木が成長して境界からはみ出している」「塀が崩れそうで危険だ」など隣人トラブルの原因も様々だ。長年にわたって不仲になっているので解決に難儀する。 だが、友好的な隣人もいる。私の家
鈴木銃太郎の結婚
2018年7月23日
私の住む町の開拓先駆者の一人が、鈴木銃太郎である。 わが郷土のパイオニアの小説をいつか書きたいと思ってきた。そのために史実とその時代を把握してきた。 現代人が、その時代を理解するのは容易ではない。幸い銃太郎は日記を残している。
ランチのリクエスト
2018年6月25日
時々ランチのリクエストがある。「そのうちご飯でも食べませんか」と誘われる。 その1つが、絵手紙や美術館の友の会で活動する元気なおばさんたちだ。自称プチ作家?の話を聞きたいようだが、芸術的感性を秘めた彼女らこそわたしの方がファンなの
新聞記事を書く
2018年5月28日
昨年の秋まで、契約で新聞社の取材記者をしていた。家庭の諸事情で辞めることになったが、3年半で380本の記事を書いていた。 その内容は、イベントや総会、医療講演、学校行事など様々だった。訂正記事は恥ずかしいので、名前や数字には特に注
大谷翔平の価値
2018年4月23日
「文章は難しい事柄をできるだけ分かりやすく伝えるべきだ」 そう述べていたのは井上ひさし氏だった。私にとっては私淑する作家だ。 今回はやや難しい、人の心に潜む価値について書きたい。 その糸口として、大谷翔平の大リーグでの活